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萌えとホスピタリティ

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ウェイトレスがメイド服を着て給仕してくれるという「メイド喫茶」はすっかり有名になりましたが、メイド文化の本場(?)秋葉原には、メイド姿の店員さんが接客してくれるメガネ店があるそうです。

お店の名前は「キャンディフルーツオプティカル」。店員はメガネとメイド服を着用していて、検眼は「執事」が対応するのだとか。メイドの出勤簿が公開されていて、「お気に入り」のメイドさん・・・もとい店員さんがいる時間を狙ってお店に行けるところはメイド喫茶と一緒。またブログを見ると、メガネ屋らしからぬイベントなども開かれているようですね。

さらにユニークなのは、購入したメガネの即日渡しができない場合、「メイドが直筆のお手紙でお客様にメガネの出来上がりをお知らせ」してくれるそうです。詳しくはこちらでどうぞ:

メニュー&システムのご案内 (キャンディフルーツ オプティカル―メイドさんのいるメガネ屋さん―)

 肉筆の手紙とは、まるで外商部か何かのようですね。「お気に入りの店員さんをつくってもらう」というのも高級ブランド店のようですし、最近流行りの「ホスピタリティ」の教科書事例を見ているようです。

こうして見ると、意外に「萌え」とホスピタリティは近い位置にいるのかな、なんて感じたりして。もしかしたら秋葉原の「萌え系サービス」を研究することで、接客についてのヒントを学べるかもしれません。それはもちろん「店員にメイド服を着せよう」ということではなくて、例えばお客様を第一に扱う姿勢(お客様を「仕える相手」だと思って接客したことがありますか?)とか、スタッフ一人一人のキャラクターを表に出していく姿勢(それこそ社員・店員が主語となったブログを始めても良いかも)とか、業務とは直接関係のないこと(イベント等)でもお客様に楽しんでもらう姿勢、などといったことです。

「萌え」というのは、言い換えればお客様がファンになっている状態のことではないでしょうか。その意味で、いかに自社に「萌え」てもらうかということを考えてみても面白いかもしれません。さすがに「萌え系コンサルタント」というと気持ちワルイ感じがしますが・・・。

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