「走れ！プロジェクトマネージャー！」

私の会社は新橋から近いので、新橋にはランチ、夕食とちょくちょく立ち寄ります。特にランチタイムに目立つのが、パチンコ屋さんに出入りする（たぶん）会社員です。
　オフィス街にパチンコ屋さんがあるのも不思議ですが、10時の開店に並んでいる人がいるのはもっと不思議です。服装からすると仕事中の会社員に見えます。外回りの営業マンなのでしょうか。

　私自身ももともと営業なのですが、当時の私の上司は「外で喫茶店に入るくらいなら、お金がもったいないから会社に戻ってこい。会社で無料のコーヒーを飲め」と言っていました。その上司の説は、「外回りで喫茶店などにお金を使い出すときりがない。そうすると、小遣いが足りなくなったり、果てにはよかぬことを考え出す人間さえ出てくる」というものでした。
　「ずっと外に行ってろ」というわけではなかったので、ありがたく会社に戻ってコーヒーを飲み、社内から電話で営業したり、また外に出てみたりといった工夫をするようになったことを憶えています。

　パチンコに限ったことではないでしょうが、時間を浪費する方法を覚えてしまうと、なかなか普通に戻れないのではないだろうか、と余計な詮索をしてしまいます。
　以前、別の上司が「タバコを1時間に10分吸いに行くと、6時間あたり1時間タバコを吸っていることになる」と言っていました。まぁ、そこまで厳しくすると、私語、お菓子、コーヒーときりがなくなり、息苦しくなってしまいますね。ただ、あまりユルユルになってしまうのもどうかな、と思ったりする今日この頃です。