「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　この週末は、私の地元墨田区のお祭りでした。3年に1回の本祭りがあり、今年はその陰（本祭り以外を陰と呼びます）です。にも関わらず、大勢の人が元気な顔を見せてくれました。土曜日の獅子、日曜日の山車と子供神輿、そして大神輿。どこにもすごい人だかりです。
　さて、お祭りの準備もプロジェクト・・・といえばそうです。ですが、必ずしも効率化を求めないのがおもしろいところ。
　「あれ？これってどうだったっけ？」「これはどこに置くんだったっけ？」
　こんな会話が出てくると、ついついマニュアル化したくなるのが悪い癖ですが、マニュアル化されたくない人たちもいるわけです。
　そもそもボランティア精神の集合体で成り立っているお祭りですから、ワイワイと毎年同じようなことを言いながら楽しんでいるんですよね。
　「毎年やってんだから覚えろよ」「毎年ったって、年に一回だから忘れちまうんだよね」
　だから、効率化を求めているわけでもない。むしろ効率化出来てしまうと、楽しみが減ってしまう。昨日遊びに来てくれた方と、そんな会話をしました。

　で、祭りはビジネスの対局なんだと考えると、その逆にビジネスは祭りの対局であるわけです。かなり当たり前ですが。
　日々の仕事を「効率化」という視点で捉え、仮説を立てて目標設定し、トライしてみて改善していく。以前と現在の差を見てみる。
　保田隆明さんの「デキる人は皆やっている一流のキャリアメイク術」を読んでから、よりこういった日々の小さな積み重ねの重要さを感じています。