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2008/05/01

言い方は大事

ビジネス
 

 最近、ブログの更新が遅いというご指摘を受けました。すんません。

 さて、プロジェクトに関わっていると時々「言っていることは正しいんだけどなぁ」という言葉を聴くことがあります。「・・・けどなぁ」ということは、その後ろがあるわけですよね。
 そうなんです、「言っていることは正しいけれど、言い方が良くない」という話です。指示でも、依頼でも、言うことが大事なのではなく、相手に伝わり、相手に動いてもらうことが目的であるわけです。
 そして、出来ることなら、快適に動いて欲しい。嫌々動かれても、良いアウトプットが出そうにないからです。
 相手が快適に動いてくれるためには、お世辞を言ったり、ゴマをすることが大事なのではないと思います。大切なことは、相手にきちんと理解してもらうこと。それは、目的であり、目標です。そして、相手の行動に感謝し、敬意を抱くことも大事だと思います。口先だけではなく。

 相手が動いてくれるためには、本気で相手と向き合うことも忘れてはならないと思います。評論家気取りで批評しても、全く意味はない。強いて言えば、自己満足なのでしょうか。

 これは、私だけが知っているすごいこと、というわけではありません。みんな分かっているけど、いざとなったらすぐに行動しない相手にイライラしてしまう。これって、ありますよね。
 でも、みんながみんな、自分と同じペースとは限らないわけで。自分の欠点は見えず、人の足りない点を指摘してしまう。そんなことって、ないでしょうか。

 人に言うことが大事ではなく、その後が大事だし、フォローも重要です。それを忘れないように、プロジェクトに取り組みたいと思う、今日この頃です。

kumaboo

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コメント

kiyo
2008/05/03 21:58

こちらも私には耳が痛い言葉です。
ついつい本音(ビジネスの本質ですが)を言って
相手のモチベーションを下げてしまう事が何度かありました。
以来、気をつけて話すようにしておりますが
言葉を選ぶことばかりに気持ちが囚われてしまい
逆に意図をうまく伝えられなくなっております。
本当にコミュニケーションは難しいですね。

2008/05/03 22:32

大木さん、いつも意味あるメッセージを本当にありがとうございます。このトピック、今、まさに私が直面している課題で、「正しいと思うことをそのまま言って何が悪い!」という輩を相手に奮闘3年間して、遂に疲れてしまったというところでした。自分の物の言い方が相手にどう伝わるとか、ほとんど意識せず「正しいことを言っているのだから、僕は正しい」という姿勢で、これまでたくさんの意見を言われて、正直たくさん傷付けられて、遂に「その発言で傷付きました」と言ったら、「意味の取り違えで傷付かれたといわれて、物が言えない」と反論され(謝ることばはなし)、正直、どうやったら、この人に私の意図が伝わるのだろう、、、と意気消沈、、、という感じでした。

まあ、それはともかく、今回のエントリーで引用されている「島宗理」氏は、この間ご一緒した法政のセミナーの主催者です。応用行動分析学(ABA)を学ぶ仲間と言ってもいいかと(島宗先生、ごめんなさーい)。皆様是非ご一読くださいませ(近々、私のABAの本も出ますので、そちらもよろしくお願いしますー)

GWの真っ只中、失礼しましたー (さらだ)

2008/05/06 14:41

>kiyoさん
個人個人、どこに反応するか、は違いますもんね。本当に難しいです。

>野菜さらださん
> 「正しいことを言っているのだから、僕は正しい」
いやぁ、気持ちは分かりますね。言う気持ち、言われた時の気持ち、どちらも分かります。
だからこそ、言うことに満足して終わりではなく、言うことはプロセスでしかないことを理解しなくては、と考えています。
言って、それからが勝負、みたいな感じでしょうか。
いつも色々な情報を、ありがとうございます。

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