ITmedia 総合 | ITmedia News | ITmedia エンタープライズ | TechTargetジャパン | ITmedia エグゼクティブ | ITmedia +D PC USER | ITmedia +D Mobile | ITmedia +D LifeStyle | ITmedia +D Games | ITmedia ショッピング | ITmedia オルタナティブ・ブログ | ITmedia キャリア

Alternative BLOG navi

カレンダー

2009年12月



1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

2008/04/28

評論家ではなく実務者になろう

ビジネス
 

 

川上さんが、長野で行われた聖火リレーについて書かれています。ちょっとこれについて、書きたいと思います。いえ、川上さんに喧嘩を売っているわけではなく(^^;、マスコミもこの論調であったため、良いタイミングだと思った次第です。

 聖火リレー自体、ものすごい厳戒態勢であったこと、中国やチベットの旗が翻り、「ここはどこ?」という状態であったことなどは、確かに平和の式典とはかけ離れたものであったのだろうと思います。(すみません、実際に行ったわけではないので、推測ですが)
 注:ここで聖火リレーの是非あるいは評論、または聖火リレーによって生じた(書き間違いを修正)が行われた長野県のお話をするつもりはありませんので、ご理解ください。

 さて、では自分ならどうするべきだったのか、を考えるべきだと思うのです。特に石原都知事などは、同じ事が東京で行われたらどうしたのか、です。
 国際的なステークホルダーがいる中で、「こんなんじゃやめます」と言えたのか。東京という首都で行われるイベントをどうとらえるのか。そして、実施するならどういう実施方法が考えられるのか。それを考えるのが、実務者だと思います。

 このことを、我々ビジネスの世界でとらえるとどうなのでしょう。例えば、我々が何かのイベントを行う。そのイベントには、反対する人たちもいるし、熱狂的に支援する人もいたとします。
 熱狂的ゆえに、白熱しすぎて双方がリアルにぶつかる可能性があったら、私だったらどうするだろうか、と思うのです。
 選択としては、1)やる、2)やらない、の二つからスタートすると思います。それぞれに対して、プロコン分析(ファシリテーターの道具箱P.52参照)を行って考える。
 その後、仮にやると決まったらどういう手順が考えられるのか、それぞれの手順に対して、メリット・デメリット(リスク)を洗い出す、といった具合です。
 もしやらないと決まったら、そのステークホルダーにはどう説明するのか、マスコミへの発表方法は?理論武装は完璧か、といったことを考える必要がありますよね。

 「自分の仕事じゃない」確かにそうです。ただ、私的には、こういったイベントも勉強にするチャンスだと思うんですよね。マスコミの仕事は評論なのかも知れませんが、私の仕事はそうではないので。

 余談ですが、中国人留学生の女性の方が「チベットは中国だと教えられて育ったので、それに対して疑問を持つことなど無かった。今回のことで初めて問題を認識した」という記事がありました。
 私たちの周りにも、そういうことって沢山あるように感じた今日この頃です。

kumaboo

この記事をソーシャルブックマークに保存しませんか?

コメント

コメントを投稿する






オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。

トラックバック

トラックバックURL:

http://app.blogs.itmedia.co.jp/t/trackback/77444/12418202

トラックバック・ポリシー