「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　ITエンジニアの「残業減らせ減らせプロジェクト」（＠IT自分戦略研究所）
　IT業界、ITエンジニアという職種。いずれについても、残業が多いとか、3Kといった呼ばれ方をすることが多いようです。確かに、夜遅くまで残業をしているエンジニアというのは、良く耳にします。
　この記事に書かれていることだけを参照すると、平均残業時間は39時間。一般的にみなし残業制度にしている企業は、40時間を目安にすることが多いようですから、それから考えると不当な残業量とは言えないのかも知れません。
　ただ、これはあくまで平均をとっているため、多い人は軽く100時間の残業をこなしているであろうことは、容易に想像できます。
　毎日終電まで残業し、時によっては夜中まで残業を続け、その結果翌日の出勤が遅くなってしまう。とても分かるのですが、これではだんだん時間がシフトしているだけですよね。

　こういった状況を、マネジメント職の人たちが理解することが大切だと思っています。「残業するアイツは、よく頑張っている」といったような、アウトプットではないところを評価していると、どうしても早く帰りづらいなんてことが生じてしまいます。

　さて、上司が残業しないことを勧めるようになったとすると、後は自分たちの仕事の進め方になってきます。会議を夕方以降に設定しないのはもちろん、朝の時間帯にほとんどの仕事を終わらせてしまうことで、ずいぶんと楽になる、ということを経験しています。
　僕も決して朝に強い人間ではなかったのですが、きちんと朝食を摂り、早めに出社し、人より早く業務に着手することで、夕方なら2時間かかるところを、1時間で終わらせる（あくまで感覚値なのが残念ですが）ことが出来るようになった（気が）しています。
　確かに、以前より早く帰ることが出来るようになりましたし。
　以前は、「早く帰ると家事を手伝えって、うるさいんだよなぁ」なんて奥さんの悪口を頻発する上司の下にいたときは、早く帰るとブツブツ文句を言われました。冗談じゃない。そんなのかんけーねぇ～♪です。（いや、言ってみたかった・・・）
　また、結構年はいっていても独身であるため、夜中まで仕事をしている自分が好き、という上司もいました。夜中に喋り出すと、「調子が良くなってきた」と言い出す上司。これもたまりません。
　
　中国でも、過労死やうつ病が増えていると聞きます。日本でも、上司の理解のもとに、自己管理が必要な時期に来ている気がする、今日この頃です。