「走れ！プロジェクトマネージャー！」

　堀場製作所を創業された、堀場雅夫氏のお言葉です。正確にはその後もあり、「ただ、本当にイヤと思うほどやってみたか？」というものです。実に耳が痛い。僕も何かやるたびに、この言葉を考えてみます。で、大抵の場合、そこまでやってない。だから、まだできる。そう考えるようにしています。
　前にこのブログにも書いた記憶がありますが、大前研一さんの考える技術という本に書いていた、成績の悪い営業マンは何だかんだと自分に言い訳をして、とどのつまり営業活動時間・件数が圧倒的に少ない（そういう意味だったと記憶しています）というものを思い出します。
　営業成績の良い営業マンは、自社の製品の優位性を理解し、営業件数も多い。そう書かれていました。その通りだろうと思います。一方、成績の悪い営業マンは、自社製品を非難することばかり考え、結局のところお得意さん（であるはず）への道すら覚えていない。つまり、普段行っていない、ということだそうです。
　夢ばかり見て、自分の手元・足下は隙ばかり。そんなことにならないでおきたいと思います。

　ついでに、近々僕のもとを去るメンバーへの言葉も書いておこうと思います。先々回だったかのカンブリア宮殿で聞いた言葉です。

　樹研工業の松浦元男社長のお言葉で「お金持ちになること、有名になること、偉くなることを、人生の目的にしてはいけない 」という言葉が印象的でした。当たり前、と分かってはいても、ついつい考えてしまいがち、なのだろうと思います。
　以前、年収1,000万になることが目標だった人がいました。でも一向に近づかない。それを目標にすることで、手元の仕事が疎かになっていたからなのだろうと思います。
　僕自身も、今一度こういう金言を噛みしめていこうと思います。