「走れ！プロジェクトマネージャー！」

氷室京介さんのポッドキャストが、年末年始をはさんで約3週間ぶりに更新されていました。なかなか聞けていなかったのですが、やはり相変わらず熱い方です。L.A.の自宅のスタジオで録音されているそうですが、ファンからのメールで良い表現がありました。
　「産地直送、中間マージンなし」
　おもしろい表現ですね。産地、すなわち自宅であるL.A.から、中間マージン、いわばスポンサーが付いて言いにくいことが発生することがない、というイメージかと思います。

　氷室さんの偉いところは、自分自身も子供の頃にいじめたことがあることを、はっきり仰っているところです。その上で、現在のいじめをどう考えるか、という意見を述べ、さらに自分の私見であるため、正解かどうかは分からない、ということですね。

　いじめについては、色々と意見があるところだと思います。いじめることは良くないのは、だいたいの方の意見は一致する。でも、じゃぁ、どうしたら解決できるのか、具体的に実行できる案は、なかなか出てきていないようです。
　また、いじめられる人は可愛そう、という意見は多いようですが、どうすれば良いか、といった具体的な対応策もアドバイスされていないことが多いようです。これでは、本人は堪えるしかないし、堪えられなくなったら・・・。

　誰が正しい、誰が間違い、なんて偉そうに言える人間ではありません。ただ、こういった、議論のネタを提供する方は素晴らしいと思います。これが、無名の方ではなく、氷室京介さんだから、余計に意味があることなのだと思います。

　L.A.でも考えている人がいるんだから、日本にいる僕たちはもっと考えるべきなのでしょう。

　請負や業務委託で仕事している方々を除いた場合、自分の仕事量から自分の作業予定時間を割り出している人は、意外と少ないのではないでしょうか？こういう記事を読んで感じたのですが、GTDやライフハックといった言葉が流通する以前から、自分の作業を割り出している人はいましたし、逆に現在でも成り行きで仕事している方も少なくありません。
　どちらが良いとか悪いということを言うつもりはありませんが、プロジェクトに入って仕事している場合、成り行きで仕事してしまうと、次の作業への着手が遅れるリスクが生じます。

　「これ、いつ出来る？」
　「はい、今日中には・・・。」

この今日中は、何時を指すのでしょうか？17時または18時を指している方もいれば、根性で24時までに終わらせることを意識している方もいますし、終わりのイメージもなく、なぁ～んとなく作業に入っている方もいます。
　なぁ～んとなく作業をしている人の場合、上記の回答は当てになりませんよね。

　「すみませぇ～ん、まだ出来てません。もうちょっとです。」なんて返事が返ってきたりします。もうちょっとではなかったりするのが、困りものですが。

　個人的には、中間レビューをするのが必要と考えています。「○○の表を作成して」なんて依頼を受けたら、まず表のフレームを作ってレビューする。で、1行なり1データ記入して、もう1回レビュー。
　この習慣がある方は、あまり作業に遅れがないように感じています。

　自分の仕事が何時に終わるか。これが分かっている方は、年齢問わずいますし、いくら社会経験の長い方でも、成り行きで仕事する人も少なくありませんね。