2009年12月
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2006/10/26
僕が中国に初めて来たのは1982年。まだまだ観光なんて自由に出来ず、団体旅行が中心でした。ツアーには、ガイドの他に必ずもう一人が同行していました。日本語も喋れないのですが、監視のためだったと聞いています。
80年代半ばには、「一男一女就够了」という看板が見られるようになりました。男の子一人と女の子一人で十分だ、という意味です。子供は二人までにしよう、という呼びかけですね。この頃は、4~5人兄弟が普通だったということで、人口が増えすぎることへの懸念からスタートしたようです。
で、今は一人っ子政策(計画出産)になり、子供を無限に甘やかす親が出てきました。子供にお金をかけるのは当たり前。その家庭・親族にとっては、子供中心の生活をする家庭も増えてきました。
現在の中国では、遠足に行く学校は稀です。理由は、「事故があったら責任を持てないから」だそうです。なんか違う、という気がするのですが、中国では真面目にそう考えられています。だから、スポーツもやらない。
親は、子供に勉強をさせて欲しいので、スポーツをすることを拒みます。スポーツをやるのであれば、小さい頃から英才教育的にスポーツ。趣味でやるのはNGだそうです。そんな時間があったら勉強をして、良い大学を出て、良い職に就くことを求められます。また、スポーツなどやって、怪我でもしたら大変、ということで、親が学校にスポーツをやらせないことを求めます。スポーツは、授業でやってもなるべく怪我をしないようなものを求めます。
子供たちは、興味はあっても親に反対をされるので、スポーツには手を出せません。そんな時間があるのなら、勉強しなくてはならないからです。
小学校1年生の子供が、毎日3時間かかっても終わらないような宿題を出されます。僕の知り合い(日本に長く住んでいた中国人の方)は、「無駄な宿題が多い。とにかく、勉強させれば親に文句を言われないから、片っ端から宿題を出している。」と感じたそうです。彼はたまりかねて、自分の子供をインターナショナルスクールに転籍させました。そのほうが伸び伸び勉強できると考えたから、だそうです。中国では、一人っ子政策をとった結果、教育が歪になってきているように伺えます。
では、日本はどうなのでしょうか。公立の学校は、かなり劣化してきている印象を受けます。我が家の通学エリアにある小学校を見学に行きましたが、まぁ、授業ではありませんでした。先生は、淡々とやるべき授業をこなすだけ。生徒が聞いているか、ちゃんと学んでいるかなどは、気にもとめていません。教師のサラリーマン化といいますが、そういうレベルではありませんでした。
その結果、私立を目指す家庭が増えています。どの私立の学校説明会も超満員だそうです。
学校と家庭の連携、そして本当に子供たちの将来を考えた教育制度。日本も中国も、必ずしも正しい方向にいっていないのかも知れません。
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コメント
私も同年代の中国人の友達が数人いますが、やっぱりイマイチのびのびしてないですね。特に香港や台湾の友達に比べると。
それはともかく、(本筋ではないのですが)ちょっと気になった点を。公立の劣化は確かに激しいのでしょうが、でもそれって「立派な」私立がある大都市圏だけじゃないでしょうか。今でも大部分の都道府県では、小中高を問わず、公立学校が、底辺校から進学校までほぼカバーしているはずです。
最近の政府の教育改革やマスコミの論調もそうですが、東京や大阪から日本全体を想像することには無理が出てきたような気がします。特に教育や医療といった中央管理が難しいサービスを語るとき、その弊害が大きいとも感じます。
ちなみに結構、地方の公立も良いものですよ。変に自分にリミッターをかけることもないですし、まさしくのびのびですね。
>医学部生さん
コメントありがとうございます。
あ、ごめんなさい、そうかも知れません。自分自身が東京に住んでおり、東京の教育事情の一部を知っていることから、ついついその視点で見てしまいます。
アドバイス、ありがとうございました。
機会があれば、首都圏以外の公立校も見に行きたいです。
日本の話になりますが、政府が教員免許の更新制を検討しているとか。
教育という重要な職にありながら一度ついたら定年まで安泰というシステムが問題だということでしょうか。確かにそういう一面もあると思いますがそれだけで解決した気になって欲しくないところです。
>kondoさん
コメントありがとうございます。
そういう話もありましたね。更新制度という話はありましたが、更新の基準について明確になったのでしょうか。
運転免許のように、運転していない人もスムーズに更新できる制度だと困りますね。