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2006/10/11

なぁんとなく集まることのリスク

ビジネス
 

 昨日、FAJ東京フォーラム2007実行委員のミーティングを行ったことは既に書きましたが、その際にみんなで「フォーラムの目標」を整理しました。
 ・そもそも、誰の目標だ?
 ・何を目指しているんだ?
 ・目的との違いはなんだ?
 ・テーマとの兼ね合いは?
 などと出し合い、結果として実行委員の目標を摺り合わせることが出来ました。それにより、お互いの認識が深まり、とても良いミーティングを行えたと思います。今年のフォーラムは、とても良い運営が出来る。そんな確信が持てました。
 こういった運営はボランティアで構成されています。よって、お互いの認識がずれることがあり得ます。だからこそ、「Why are you here?」を認識し合うことがとても重要だと思います。今回の実行委員長は僕になるわけですので、「責任者」という言い方をすればそうなるのだと思います。その責任者である僕が「オ~ケ~」なんて軽くすっ飛ばして、各論にばかり入っていたら、疑問・不安や不満を持っている人がいても見過ごしてしまいかねません。
 特に、経験者がいると危険です。今回のフォーラムでいうと、東京フォーラム2006の実行委員を経験した人たちです。(今回は、僕を含め4名います)
 分かっているメンバー同士で話がすすみ、未経験者を放置してしまいます。未経験者もボランティアですから、特段それ以上踏み込まない可能性があります。そうなってしまうと最悪。経験者と未経験者のギャップは開くばかり。そして未経験者は疎外感を感じ、おもしろくなくなってしまいます。持って行かれている感、というか。
 こういったことを防止することが、責任者というか、リーダーの役目なのだろうと認識しています。そうしないと、共有とか同意のない決定事項があったり、逆に決まらなかったりしてしまいます。未経験者の方は、何を判断基準に決めれば良いか分からないため、意見を出さなくなってしまうわけですね。
 プロジェクトでも同じですね。期間が短いプロジェクトほど、きちんとキックオフミーティングを行い、目的・目標の共有が重要です。時間がないと、ついすっ飛ばしてしまいがちな工数ですが、ここをけちってしまうと、あとで問題が起きると長引いてしまう。何度か経験しました。
 「ファシリタティブでいこう!」が東京フォーラム2007のテーマです。そういった共有が出来ないことを、「ファシリタティブではない」というのでしょうね。毎回のミーティングが勉強になる。とても良いメンバーに恵まれました。

kumaboo

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