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2006/10/22

社員が考える会社

ビジネス
 

 「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組を、毎週録画して週末に見るようにしています。今回は、ローソンの新浪社長。個人を見る限り、順風満帆な人生を歩んできた人。そのように考えていました。僕と年代は近いけれど、全く違う世界なんだろう、と。
 しかし、ローソンの社長になってから悩んでおられたようです。その結果、現場が考える組織作りを推進されているそうです。元々指示待ちだった組織を、自らが考える組織に変えていく。言うは易く行うは難し、です。前職でも、言ってはみても実行は伴わなかった。
 新浪社長が言われた言葉。
     「社長が、(提案などを)言いにくい雰囲気を作っている。」
 新浪社長は、この言葉をストレートに受け止め、自らを変えようと考え、実行してこられました。非常に難しいことですよね。僕は、過去に自らを変えようとした社長に出会ったことがありません。新浪社長は、素晴らしいと思いますね。
 自分をさらけ出す、ということも言っておられました。コンビニの店主の前で、自分が悩んでいることも話されていた。これも、実は難しいことですよね。しかし、そうすることで、場を変えていく。ある意味、スーパーファシリタティブリーダーなのかも知れません。リーダーは、ファシリタティブでなくてはならない。それを実践おられる方のようですね。
 当事者意識と言いますが、当事者と当事者意識は違う。そんなことを考えていた折、正しく当事者が当事者であることを部下に考えさせる。それを実践するためにどうするか、を考えておられる社長を知りました。
 立場を自らに置き換えてみると、僕も現在関わっている事業の取締役を担当しています。正しく当事者であるわけですが、周りをどう巻き込んでいくか。それも口先ではなく、本音で関わって欲しい。一緒に当事者になって欲しい。その気持ちを伝えていかなくてはいけないわけです。
 しかし、まだまだやるべきこと、出来ることがある。そういう勉強になった番組でした。

kumaboo

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