2009年12月
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2006/07/13
週末には、平日に撮り溜めしたビデオを見ることがあります。最近はあまり撮らないのですが、NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀だけは撮ってあります。
先週は、ピニンファリーナ社チーフデザイナーの奥山清行さんでした。ピニンファリーナと言えば、イタリアのカーデザイン会社の老舗であり、草分けです。アバルトはエンジン、ピニンファリーナは優雅なデザインといった感じでしょうか。
そのピニンファリーナのチーフデザイナーが、日本人であるということ自体に驚きました。しかも、フェラーリ社の創始者、故エンツォ・フェラーリの名を冠した、エンツォ・フェラーリという車のデザインは、奥山さんのデザインだったのです。それ自体が衝撃でした。
その奥山さんは、好きなスイーツも、チャーミングな笑顔も、職場では一切出さない、と言い切ります。職場では、自らを猛獣使いと読んでいます。猛獣とは、自身の部下であるデザイナーたちのことです。
僕は、どんな物を買うのも、デザインを重視する人間です。その基準は、かなりいい加減ですが。
ピニンファリーナが施すデザインは、「流麗」という言葉が一番適切なのではないでしょうか。風に逆らわず、むしろ風を活かすデザイン。そんな程度にしか考えていませんでした。
ところが、奥山さんは空力まで勉強していました。空気はこのように流れるから、デザインはこうあるべきだ。その意見をデザイナーたちに、真っ向からぶつけていきます。デザイナーたちは、世界の有名自動車業界のトップデザイナーの経験を持っていたり、イタリアでも屈指のデザイン学校を首席で卒業してきた人間だったり。
そんな彼らも、エンツォ・フェラーリをデザインした人間からの厳しい意見は、快く思わないながらにも、真摯に受け止めていきます。その言葉は、とても厳しい。見るに値しないデザインは、ボードから剥がされていきます。
たった一つのデザインを探すためにやっている。そう言い切ります。たった一つのデザインを探すために、世界でも有数の腕を持った男たちが競うわけです。もちろん、負けてもタダでは転ばない男たちですが。
以前、同じ番組でご紹介した日産のテストドライバーの加藤さんは、場を和らげるためにジョークを飛ばしていました。今回はその逆で、究極まで追いつめていきます。
では、このお二人は違う価値観なのでしょうか。僕は、同じ価値観を持っておられると思っています。そこには妥協という文字は、存在しません。この姿勢には、感動だけではなく、感激してしまいます。
プロフェッショナルとしての責任を持ち、全うするためにベストを尽くす。僕の仕事は創造していくことではありませんが、姿勢は見習いたいと思います。
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コメント
こんにちは。口を大きく開けたようなグリルが特徴的なアウディ現行モデルのデザイナーも、日本人(和田智氏)だそうです。
http://response.jp/issue/2003/0808/article52930_1.html
>ravenさん
コメントありがとうございます。
どこにもモデル名が見あたりませんでしたが、A6に始まる「あの」シリーズですね。
セダンやクーペは乗らない僕も、あの「少し悪そうな」デザインにはかなり惹かれました。
そうですか、日本人だったのですね。なんだか、嬉しいです。
そしてその一方、自分自身が日本人として何が出来るのか、を考えなければ、という思いを感じます。