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2006/03/01

問題解決型ファシリテーター vs 組織活性型ファシリテーター

ビジネス
 

 昨日は、あまりに忙しくてブログを書く時間が作れませんでした。(^^;

 ファシリテーションというと、発散させることが目立つので、どうしても「普段喋らない人を喋るように導く」といった、組織活性化ツールのように思われていることが多いのですが、実は問題解決のために利用することも多いのです。

 僕がファシリテーションと呼んでいるのは、むしろ問題解決型ファシリテーションのことを指しています。

 問題を解決するのですから、何が問題であり、どちらに向かっているのか、そのゴールイメージを持たないままファシリテーションしても意味がありません。むしろストーミング、かき回すだけになってしまうからです。

 会議は往々にして論点がずれることがあります。参加者も分かっているのに、どんどん違う方向に行ってしまい、また空中戦になってしまいます。これって、誰のせいなのでしょうか?

 僕は、プロジェクト内の会議であるなら、プロジェクトマネージャーのコントロールミスまたはコントロール不足ではないか、と思います。(全てのケースを一括りには出来ませんが)

 ファシリテーターを配置するかどうかは別にして、プロジェクトマネージャーなりがファシリテーションしていかなくてはなりません。

 その時に、会議のゴールを認識しないでいると、どんどん空中戦になっていき、また本質とは関係のない話に進んでいってしまいます。

 目的を明確にし、ゴールを全員で共有する。問題解決型ファシリテーションは、その上で役立つのだと感じています。

 プロジェクトは、全てうまくいく、というものは少ないと思います。あちこちで小さい問題が起き、またコンフリクト(衝突)が発生するものだと思います。

 それでも何とかすることが出来るのは、常にゴールを意識できる状態であり、進んでいることが感じられる。そんなプロジェクトだからだと思います。

 そしてそれは、ファシリタティブなプロジェクトマネージャーの、確固たる方向性の明示なのではないか、と考えています。

 引っかき回すだけ引っかき回す。場合によっては、振り返り、と称して、反省ばかりを促す。これは、少なくとも問題解決型ファシリテーターの仕事ではありません。

 

 問題解決型ファシリテーションは、難しい。しかし、面白い。そう感じる今日この頃です。

kumaboo

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コメント

ねこまっしぐら
2006/03/01 08:38

国会とか内閣に問題解決型のファシリテーターがいたらちっとはマシになるんだろうかとかふっと思いました、まる。

2006/03/01 11:27

>ねこまっしぐらさん
問題解決型ファシリタティブ・リーダーが、必要と思われます、まる

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