ソフトウェアテストにおけるHRMの大切さ。TechTargetの『退屈な(?)テスト工程を楽しく乗り切る方法』(カブドットコム証券・小崎敬介様のコラム)も参考にしたい。
ソフトウェアテストにおける繰り返しの作業、単純な作業、人為的ミスを抑制せよという緊張感・プレッシャーといった「人」と「HRM(Human Resource Management)」にまつわることが重要ではないかと、今さらながらに情報収集をしようと考えていたろころに、TechTargetのコラム『退屈な(?)テスト工程を楽しく乗り切る方法』があり、とても参考になりました。
◆ あるプロジェクトマネジャーの“つぶやき”
【第4回】退屈な(?)テスト工程を楽しく乗り切る方法
開発中のシステムの不具合を発見し、品質確保のために重要なテスト工程。しかし、テストケースを消化する作業を退屈だと感じるメンバーもいることだろう。プロジェクトマネジャーが彼らにしてあげられることとは? [小崎敬介,カブドットコム証券]
http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1002/23/news01.html
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過去のブログでテスト自動化などについて、取り上げてきましたが、自動化できる範囲など、30%~50%しかないと思います。
ということは、残りの50%~70%は、人が介在するマニュアルテスト(手動テスト)または何らかの(自作、汎用、商用)ツールを利用した半自動化テストということになるでしょうし、自動化を進めていない企業・部門・プロジェクトにおいては、下手をすると100% 人手に頼っているということもあるのではないかと思います。
そう、つまり、人無くして始まらないのですが、人をマネージすることはなかなか容易ではないでしょうし、特にビジネス系ではなく、開発系のプロジェクトであれば、「人」について学んでいないマネジメント担当の方も多く、コミュニケーションが苦手ともされるエンジニアをチームとして形成し、人の出入りによるチームの維持向上を図り、場合によっては開発(製造)部門と品質保証(テスト)部門が分かれているチーム間の連携・コミュニケーションの円滑化を図り、そして品質向上につなげるテスト工程を進める。
テストマネージャ、目が回る忙しさではないかと推察します。
HRMも学ばなければいけないと思いつつも、前述のような広範な責務と、多忙な業務に追われ、また予算的な問題もあるかもしれませんから、外部での講習を受けるという効率的・短時間での習得モデルも成り立たないかもしれません。
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そこで、カブドットコム証券・小崎敬介様のコラムをみつけたのですが、現場から生まれた真の声ではないかと思い、見出しレベルで紹介しますと、
- 膨れ続けるシステムに立ち向かうために
- テスト工程を軽んじることなかれ
- モチベーションの低下が招くリスクを考える
- テスト工程を楽しく乗り切ってもらうために
- まめに進ちょくを聞く
- 別案件のタスクもお願いする
- テストに対する意識変革を
ということで、中身見なくても伝わってくる本コラムの流れ。 しかし、コラムを読むと、より、テスト部門のHRMに有効な経験則的なものが、書かれています。
結論めいたところで言うならば、これは、ソフトウェアテストに限った話ではないかもしれませんが、「ちゃんとテストしているの?」という動いて当たり前の高品質な日本のソフトウェア(バグ率が最も低い国)ですから、その品質保証を担うメンバーの心身を如何に正常かつモチベーションや、そのミッションの高さを理解してもらい、更なる高品質を生み出していくかという「上げていく」部分と、とはいえ、大変なんだよとか、うーーんと悩んだりとか、同じ事ばかりでつまらないとか、といった人に蓄積されるものをいわゆるガス抜きしてあげたり、リフレッシュさせてあげるようなマネジメントが重要だなと、再認識しました。
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私が、ソフトウェアテスト自動化だけではなくその周辺についても学ぶことは、自動化がソフトウェア品質保証における10~20%程度しか担っていないのではないか?と考えているからであり、その他を埋めることで、テスト自動化の役割・ポジションの現状であったり、今後のミッションを突き詰めていけるのではと考えています。
その中で、全てに介在する「人」の負荷を軽減させることも、テスト自動化の重要なミッションであることも、間違いが無いということで、これからも、「人」に貢献できる情報やツールについて、書いていきたいと思います。
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【オルタナブログにある、ソフトウェアテスト関連ログ】
◆山岡 大介さま(ITmedia)
2009/12/14 若手エンジニアのソフトウェアテスト勉強合宿「WACATE 2009 冬」レポート 前編
2010/02/08 ソフトウェアテストシンポジウム2010東京 レポート「テスト初心者セッション ~テス活はじめてみよう~」
◆小俣光之さま(日本シー・エー・ディー)
2009/11/20 WEB負荷試験ツール
2009/11/09 負荷テストツールの楽しみ
◆山口陽平さま(国内SIer)
2010/02/24 運用の場面で欲しいテストデータとは
2010/02/23 テストツールを導入すると何が嬉しいのか
◆森崎修司さま(奈良先端科学技術大学院大学)
2010/02/16 テスト駆動開発(TDD)の事例 - IBMとMS 計4プロジェクトを紹介した論文 -
2010/02/09 「指摘欠陥や不具合を予測するならばカテゴリ分けを」「予測モデル、分析技法のユーザビリティを」- 産学が集うディスカッションにて
・・・ ほとんどがソフトウェアの品質に繋がるお話ですので、端から読んで頂ければと思います 『森崎修司の「どうやってはかるの?」』 http://blogs.itmedia.co.jp/morisaki/
◆竹内克志さま(リアルコム)
2010/03/03 ソフトウェアの多重化による信頼性の向上はどうだろうか?
◆谷川耕一さま(タルク・アイティー、ブレインハーツ)
2005/11/02 テストの重要性
◆平鍋健児さま(チェンジビジョン)
2005/10/13 テスト駆動開発のテストは、テストか?-TDD から BDD へ
2005/08/30 テストの役割(進捗管理その2)
2005/08/25 テストの役割=進捗管理+設計戦略
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◆わたくしの過去ログ
・「ソフトウェアテスト」カテゴリー
http://blogs.itmedia.co.jp/katabami/cat6597803/index.html
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◆本ログ
ソフトウェアテストにおけるHRMの大切さ。TechTargetの『退屈な(?)テスト工程を楽しく乗り切る方法』(カブドットコム証券・小崎敬介様のコラム)も参考にしたい。
http://blogs.itmedia.co.jp/katabami/2010/03/hrmtechtarget-d.html
◆JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)について学ぶ
2010/02/15 JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)について学ぶ Part1
2010/02/18 JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)について学ぶ Part2
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◆負荷テスト自動化に関する過去ログ
2009/11/16 Webアプリケーションの負荷テストツールが、なぜ普及しつつあるのか? Part 1
2009/11/17 Webアプリケーションの負荷テストツールが、なぜ普及しつつあるのか? Part 2
2010/02/14 Webアプリケーションの負荷テストツールが、なぜ普及しつつあるのか? Part 3
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◆機能テスト自動化に関する過去ログ
2009/10/05 アプリケーションの機能テスト自動化が、なぜ進んでいないのか?
2009/10/06 アプリケーションの機能テスト自動化が、なぜ進んでいないのか? Part 2
2009/10/07 アプリケーションの機能テスト自動化が、なぜ進んでいないのか? Part 3
2009/10/13 アプリケーションの機能テスト自動化が、なぜ進んでいないのか? Part 4
※機能テスト・レグレッションテスト自動化ツール情報
2009/10/19 アプリケーションの機能テスト自動化が、なぜ進んでいないのか? Part 5
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◆テスト関連全般の過去ログ
2009/06/27 本日(既に昨日)セミナーやりました with CECさま
2009/09/01 ITmediaさん主催『ソフトウェアテスト・ミーティング 2009』(9月17日@秋葉原)にエントリーしました
2009/09/18 『ソフトウェアテスト・ミーティング 2009』(9月17日@秋葉原UDX by ITmediaさん)に行ってきました
2009/10/08 今日は、あいにくの台風でしたが『IBM Rational Software Conference 2009』(Rationalの日本最大のイベント)大盛況でした!
2009/10/29 15年ぶりに古巣(住商エレ=現・住商情報システム)でプレゼンしました!
2009/11/02 【テスト自動化ツール】習得に要した時間&評価レポートby株式会社VSN様
2009/11/22 Re:WEB負荷試験ツール(日本CAD小俣社長からSADEE2をお借りしました)
2010/01/07 株式会社豆蔵との共催で半年ぶりのセミナー【カットオーバー直前「今こそ見直すソフトウェアのテストプロセス」 】を2月5日に開催します
2010/01/25 ソフトウェアテストシンポジウム2010東京(JaSST '10 Tokyo)が2010年1月28日~29日開催ですね。
2010/02/06 セミナー後の懇談会、重要ですね。(豆蔵の望月さん・大西さんにご協力頂き、感謝!)