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【Xperia Z1 Japan Premiere特集】ソニーモバイルコミュニケーションズの新フラッグシップXperia Z1:カメラ比較編

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【Xperia Z1 Japan Premiere特集】ソニーモバイルコミュニケーションズの新フラッグシップXperia Z1はスマホカメラをどこまで進化させたのか?

9月13日(金)に開催された「Xperia Z1 Japan Premiere」Xperia Z1のタッチ&トライイベントレポート第4弾は、夏モデルAndroidスマートフォンおよびiPhone5の各カメラで撮影した写真の作例比較をお届けする。
 

カメラ撮影比較

Xperia Z1自慢のカメラ性能を確認するために、2013夏モデルのAndroidスマートフォン機種(HTC J one HTL22、ELUGA P P-03E、Optimus it L-05E、GALAXY S4 SC-04E)およびiPhone5で撮影を行った。

メインの被写体は、ネタとして用意されていた「ももとなし」、そして金属の振り子玉のみ。
写真をクリックでオリジナル画像を表示する。

Xperia Z1最高解像度
スマホとの比較の前にキヤノンEOS kiss X4でチェック用に撮影。

Xperia Z1最高解像度iPhone5
左:Xperia Z1最高解像度(2,070万画素)、右:iPhone5

HTC J one HTL22 ZOEモードP03E
左:HTC J one HTL22、右:ELUGA P P-03E

GALAXY S4 SC-04EOptimus it L-05E
左:GALAXY 4 SC-04E、右:Optimus it L-05E


続いて、やや暗い位置に移動させて。

Xperia Z1最高解像度iPhone5
左:Xperia Z1最高解像度(2,070万画素)、右:iPhone5

HTC J one HTL22 ZOEモードELUGA P P-03E
左:HTC J one HTL22、右:ELUGA P P-03E

GALAXY S4 SC-04EOptimus it L-05E
左:GALAXY 4 SC-04E、右:Optimus it L-05E


 

最後は、動く金属の振り子玉を撮影。

Xperia Z1 プレミアムおまかせオートで撮影iPhone5
左:Xperia Z1(プレミアムおまかせオート)、右:iPhone5

HTC J one HTL22 ZOEモードELUGA P P-03E
左:HTC J one HTL22(Zoeモードのベストショット)、右:ELUGA P P-03E

GALAXY S4 SC-04EOptimus it L-05E
左:GALAXY 4 SC-04E(連写からベストカットを選択)、右:Optimus it L-05E

何れも手元にある機種としては、カメラの特性が筆者好みの機種ばかりだが、どの機種においても得手不得手はあり、今回も色味などにはかなり差が出ている。

iPhone5は基本的に色を持ち上げて「キレイに見せよう」という性質があるので、オリジナルのモノとはかなり色が異なり、再現性は低い。暗いシーンでは桃の黄色い部分が潰れて赤くなってしまっている。これが私的にiPhoneシリーズが好きになれない大きな理由の1つだ。(日本語入力や戻るキーが無い時点でメイン機にはなり得ないが、カメラもリアルから遠く、好みではない。)

HTC J one HTL22は、明るい場所での「ももとなし」が、やや白っぽく写っているが、暗所では桃の黄色い部分がシッカリと撮影できている点が他との違いで良かった点だ。動きのある被写体をZoeモードで撮影してベストショットの1枚を切り出せた。 Z1でもタイムシフト連写があるので、同様なメリットがあるだろう。

ELUGA P P-03Eは、パナソニックらしい写りだが、Z1同様にカメラメーカーが暗いところで明るく撮れるようにすることで、全体としては良いが、梨の下部が明るくなりすぎてしまうなど、実際とは異なる仕上がりになる傾向がある。 暗いシーンは白くなっていないものを選んでいるが、その分、上部が暗く桃の黄色が潰れている。

GALAXY S4 SC-04Eは、以前のGALAXYシリーズ製品よりは格段にカメラ性能が向上しているが、暗いシーンでは、HTL22と同様に桃の黄色い部分の再現性が高いが全体を明るくし過ぎているので、バランスはあまり良くない。

Optimus it L-05Eは、LGのカメラの傾向としてオリジナルに近い色味で撮れる傾向かつ暗所にやや弱いが、今回の6機種の中では最もバランスが良かったと感じている。 桃の黄色い部分がHTL22ぐらいまで再現できていればより良かっただろうが、比較しなければ気にならない。 但し、動きのある被写体をブレずにシッカリとることは難しかった。(筆者のカメラスキルの問題でもあるが、一般の人が意識せずにキレイに撮れることが重要ということで。)
 

最後にXperia Z1だが、短い時間しか使用しておらず、カメラそのものの癖や操作の慣れが無いことで、他よりも色再現ができていない、動く被写体で「タイムシフト連写」を使用した際のベストショットをうまく選べていない、という事はあるだろうが、数日ほど使用すれば、よりキレイに撮れるようになると思われる仕上がりであった。 

唯一、何度取っても、暗めな場所での撮影は、どっちつかずで、色再現が低く部分的に白っぽくなってしまうか、暗いところがそのままで、全体的に見た目とかけ離れてしまうかという傾向があった。

暗いシーンの桃は、黄色がまずまずだが、梨の下部はかなり白くなっている。(複数撮影して最もバランスが良い1枚を選んでいるので、梨下部の白さはそれほどでもないが、他はかなり白く写ってしまっていた。)

照明の具合などでキレイに撮影する難度が高い飲食店などでの撮影で、どの程度の色再現性や美味しそうに撮影できるかは、実機を手にしてから比較検証をしたいところだ。
 

とはいえ、2070万画素の最高解像度かつ、光を多く取り込み、シャッタースピードを速くするなど、コンデジ性能を目指しているだけに(敵はスマホにあらずコンデジという状況)、発売時までのチューンナップも含め、今後は期待ができそうだ。


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