JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)について学ぶ Part2
先日のブログ
2010/02/15 JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)について学ぶ Part1
にて書かせて頂きましたが、「ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation」(著者:大西建児・勝亦匡秀・加藤大受・佐々木方規・鈴木三紀夫・町田欣史・湯本剛・吉澤智美、出版社:翔泳社、ISBN:4798119660、発売日:2009/4/16 )をオーダーして、翌日16日に到着しました。
そして、シラバス
-ISTQBテスト技術者資格制度 Foundation Levelシラバス日本語版
http://www.jstqb.jp/dl/JSTQB-Syllabus.Foundation_Version2007.J01.pdf
-ISTQBテスト技術者資格制度 Advanced Level シラバス 日本語版
http://www.jstqb.jp/dl/JSTQB-Syllabus.Advanced_Version2007.J01.pdf
と併せて、「テスト支援ツール」に関して、一通り目をとおしました。
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この「ソフトウェアテスト教科書 JSTQB Foundation」に関する情報があまりなかったので、購入予定者の為に、ざっと書かせて頂きます。
第6章 テスト支援ツール
この章は、以下の3節で構成されています。
6.1 テストツールの種類
- テストプロセスで使われるテストツールの分類
テストマネジメント、静的テスト支援、テスト仕様支援、テスト実行支援、性能・モニタリング支援(動的解析含む)、特定アプリ分野の支援、その他 - 開発担当者がテストをするうえで効果のあるツールを識別する
平たく言うと、開発スキルを有さないテスト担当者・テストチーム向けのツールと、特に開発担当者に向いたツールが識別できるようにすること
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6.2 ツールの効果的な使い方:利点とリスク
- テストツールを使用する利点とリスクのまとめ
【利点】
人手による繰り返し作業の低減(回帰テスト)、再実行性・一貫性、テスト結果の客観的評価、その他(OS/ミドルウェア/セキュリティパッチなどアプリ以外の構成変更への対応)
【リスク】
ツール導入効果の過大な期待、時間・コスト・工数・保守・教育の過小評価、ツールの難しさによる属人性など - テスト実行ツールが使用しているスクリプト技術
テスト対象アプリケーションの手動操作を記録するテストスクリプト生成と、プログラミングによるテストスクリプト生成
データ駆動とキーワード駆動にょるテストアプローチ
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6.3 組織へのツール導入
- ツール導入の基本原則
テストプロセス改善、明確な導入要件・客観的基準、Proof-of-Concept(機能検証=実際に使えること=次節) - ツールを評価するためのProof-of-Concept
パイロットプロジェクトでの使えることを証明、ツール詳細の学習、現在の開発プロセスへの適合性 - ツール導入を円滑に進める
※節の番号が6.3.2となっていますが、前節が6.3.2なので、6.3.3が正しい番号だと思います。
未使用部署へのツール展開、ツールに合わせたプロセス、教育・訓練・マニュアル化、利用状況の効果測定・モニタリング
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かなり、すっきりと基本部分がまとめられており、教科書なので、詳細までは書かれていないのですが、それは、うまく整理されているということになるかと思います。
各章・各節に出現する主要なキーワードがあれば、Google先生とAmazon先生(他の書籍)が補完してくれることでしょう。
もちろん、周囲のテスト関連ベンダーや、団体の主催するセミナーイベントなども、非常に重要な情報源になるかと思います。
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以上、ほんとうにざっくりとした、乾いたところだけを書きましたが、次回は、シラバス(こちらはAdvanced Levelも含まれます)と併せて、自分なりのまとめをしたいと思います。
+明日は、豆蔵さんとのミーティングなので、JSTQBのテストツールあたりについてお話をお聞きして、その情報まで加えられればと、考えておりますので、ご期待ください。
(豆蔵さま、宜しくお願いします!!・・・と勝手にすみません)
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<< 関連過去ログ >>
◆本連載
2010/02/15 JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)について学ぶ Part1
2010/02/18 JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)について学ぶ Part2
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2009/11/16 Webアプリケーションの負荷テストツールが、なぜ普及しつつあるのか? Part 1
2009/11/17 Webアプリケーションの負荷テストツールが、なぜ普及しつつあるのか? Part 2
2010/02/14 Webアプリケーションの負荷テストツールが、なぜ普及しつつあるのか? Part 3
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◆機能テスト自動化に関する過去ログ
2009/10/05 アプリケーションの機能テスト自動化が、なぜ進んでいないのか?
2009/10/06 アプリケーションの機能テスト自動化が、なぜ進んでいないのか? Part 2
2009/10/07 アプリケーションの機能テスト自動化が、なぜ進んでいないのか? Part 3
2009/10/13 アプリケーションの機能テスト自動化が、なぜ進んでいないのか? Part 4
※機能テスト・レグレッションテスト自動化ツール情報
2009/10/19 アプリケーションの機能テスト自動化が、なぜ進んでいないのか? Part 5
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◆テスト関連全般の過去ログ
2009/06/27 本日(既に昨日)セミナーやりました with CECさま
2009/09/01 ITmediaさん主催『ソフトウェアテスト・ミーティング 2009』(9月17日@秋葉原)にエントリーしました
2009/09/18 『ソフトウェアテスト・ミーティング 2009』(9月17日@秋葉原UDX by ITmediaさん)に行ってきました
2009/10/08 今日は、あいにくの台風でしたが『IBM Rational Software Conference 2009』(Rationalの日本最大のイベント)大盛況でした!
2009/10/29 15年ぶりに古巣(住商エレ=現・住商情報システム)でプレゼンしました!
2009/11/02 【テスト自動化ツール】習得に要した時間&評価レポートby株式会社VSN様
2009/11/22 Re:WEB負荷試験ツール(日本CAD小俣社長からSADEE2をお借りしました)
2010/01/07 株式会社豆蔵との共催で半年ぶりのセミナー【カットオーバー直前「今こそ見直すソフトウェアのテストプロセス」 】を2月5日に開催します
2010/01/25 ソフトウェアテストシンポジウム2010東京(JaSST '10 Tokyo)が2010年1月28日~29日開催ですね。
2010/02/06 セミナー後の懇談会、重要ですね。(豆蔵の望月さん・大西さんにご協力頂き、感謝!)