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長年相場を見続けてきた現役の情報部長が相場について語ります。

配当を貰っている暇はない!?

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 先週末の米国株が軟調となったことや大幅高の反動から売られました。政局の混乱や原油価格の上昇、リビアの騒乱拡大などを嫌気する動きもあり、見切売りが嵩んだものと思います。持高調整の売りもまだ出ていると言うことで、特に売り材料が出ているわけでもなく、好材料が出ている銘柄まで売られ、戻りの鈍さや上値の重さを確認した見切売りも嵩んで、下値の節目を確かめる動きとなったものと思われます。

 大幅高となった次の日に大幅安となるなど指数は荒い値動きとなっています。ここのところ何年か毎年この時期、2月から3月にかけて乱高下となることが多く、いわゆる「季節的なアノマリー」と言うことになっているものと思います。本来であれば、3月は決算月であり、配当取りの動きなどから底堅さが見られる銘柄も多かったのですが、「配当」を当てにした投資などはあまり見られないようです。

 また、従来は配当を取るためには「名義書換」が必要で名義書換が終わるまでは株を売ることが出来ず、配当を貰ってすぐ売りたいと言うことで早めに高配当の銘柄などは買われることもありました。名義書換の問題だけではなく、市場参加者も中長期的な投資が敬遠されがちで「配当」などを言うものも意識していないと言うことも乱高下の要因となっているのだと思います。配当取りの買いが入らないから下げ止まらず、下げ止まらないから手仕舞い売りを急ぐと言う面もあると思います。

 逆に上昇となる時も3月末までに買い戻さなければならないと言うものも多く、いったん上がり始めると配当を取る買いに加えて買戻しを急ぐ動きもあって大きな上昇となるものと思います。特に理由のないなかで単純に持高調整の売り買いが入るとその売りや買いに追随する動きも多く、売り買いともに大きくなりやすいということもい言えるのでではないかと思います。ただ、一つだけはっきりと言えるのは目先的そうした需給に振らされても大きな流れは変わらないということなのです。

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