AI活用時代にPythonで見る夢 > 第6回 プログラミングの壁
私が編集支援しているCTC教育サービスのコラム「AI活用時代にPythonで見る夢 > 第6回 プログラミングの壁 」が公開されました。
このコラムは東大の辻先生によるコラムです。業界のトップランナーのコラムとして人気です。
興味がある方は是非ご覧ください。
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プログラミングの何処が難しいのか?
最近は、Pythonの人気が日増しに上昇しているので、有り難いことに、関係各所から「Pythonを教えて欲しい」というご要望をいただき、主に大学や研究機関が多いですが、京都や名古屋、つくばなど、いろいろな場所へPythonの普及に行くことも多くなりした。そうしたなかで、プログラミングを始めたばかりの方々がどのようなところで躓くのかが、私になりに分かってきたような気がしています。今回は、プログラミングを学んで行く上で、いくつかあると考えられる壁について、今の時点での考えをまとめてみようと思います。
コードでコンピュータを操作する
まず最初の壁は、コードやコマンドといった、短い命令でコンピュータを操作するという部分にあると思います。最近のコンピュータは、高性能で非常に優れたOS(オペレーティングシステム)を搭載しているので、キーボードとマウスを使った直感的な操作が可能です。表計算ソフトを開いて、ファイルを読み込み、解析対象となる領域を選択して、棒グラフを描くといった操作を、すべてマウスを使ってできるので、非常に便利です。プログラミング言語を使ってこういった操作をする場合、それぞれの動作をコードを使って指示する必要がありますので、ここにはすこし壁があると思います。どのようなコードが使われるのかを、ある程度は覚えておく必要もありますし、なにより1文字のミスも許されません。ただ、簡単なコードが書けるようになれば、一連の操作を保存しておけますので、繰り返し同じ処理をする必要がなくなり、効率が上がります。
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