オルタナティブ・ブログ > 吉政忠志のベンチャービジネス千里眼 >

IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

韓国でハングル語が分からないのにレンタカーを借りて運転してみた

»

正月休みは韓国に行ってきました。

昨年はカナダで車を借りて一人で釣りに行ったので、調子に乗って、「大丈夫、大丈夫!」という感じで、ネットでレンタカーを借りて、運転してみました。

その時に注意したほうがいいこと、気が付いたことがあったのでまとめてみます。

借りたレンタカーはSIXTという会社。

借りた車はHYUNDAIのツーソンというSUVでAT車(今はほぼATだと思います)。

インチョン空港のゲートを出て、レンタカーカウンターを探すも、Heartsとロッテレンタカーのようなメジャーなものしかなく、結構焦りました。

インチョン空港は両サイドにレンタカーデスクがあるとマップに書いてあったので、最初一番左側に行って、「SIXT」ないなぁと思い、反対側に行くもやはり「SIXT」はない状態。ちなみに、両サイドは何百メートルもある結構長い距離を歩きました。仕方がないので、インフォメーションに英語で聞いてみると、「そんなレンタカーはない」という感じで困っていたところ、場内アナウンスで名前を呼ばれ、その場所に言って担当の方と会うことができました。ゲートの前で名前を書いた紙を持って待っていたようです。担当の方に案内されて行ったのは、H4という一時停車のような駐車場でした。そこで、パスポートと、国際ライセンス、日本の免許証とクレジットカードを提示して、傷を一緒に確認して、鍵をもらって、引き渡し完了。

カーナビは普通英語対応もしていると思ったのですが、乗ってみると、どこにも言語切り替えの表示はない状態!! 日本のカーナビは「日本語ごと英語どころか関西弁仕様もあるというのにwwww ハングルなんて全く読めないし、さぁこまった! 唯一分かったのは電話番号で調べる「電話マーク」の部分です。そこで電話番号を入力すれば目的地が分かる!と思いきや、普通に電話番号を入力すればよいというものではありませんでした。例えば、ソウルの場合市外局番が「02」なのですが、市外局番は画面の左側のXXX(ハングル)+02の表記のボタンを押さないと、ソウル市内の番号が指定できません。 そのハングルが分からないから困っているのに、なんて外人に不親切なカーナビなのだ。

でも、比較的早めにそのトラップに気が付いたので、ホテルの番号を入力し、とりあえず出発! 車は右側通行なのですぐが、これは以前も経験済みなので、OKでした。ちなみに、右折は赤信号でも右折可能な場所が結構あるので、進めるようなら進んでよいようです。この辺りはグアムとかと同じルール。逆に進まないと「ピッピッ」と鳴らされます。

IMG_4361.JPG車の運転はバスとタクシーがすごくアグレッシブな運転です。彼らに負けてはいけません。こっちも気合でガンガン行かないと、流れに乗れません。ちなみに割り込んで「すまんね」とばかりにハザードを一回つける礼儀は韓国のドライバーもやってました。都内で運転している人は大丈夫だと思います。

さて、インチョン空港からソウルに向かうときに高速を使いますが、最初のゲートでは何も受け取らず、そのまま進めました。進む場所はETC「Hi-Card」と現金の二つの場所がありますので、注意してください。高速に乗ったらひたすら「Seoul」の標識を目指して進みます。カーナビ通りに進めば進みます。

看板には基本的に英語が書いてあるので、それを見ると大体大丈夫です。但し、英語の表記が小さいので、目が悪い人はメガネがないとアウトだと思います。あと「駅」は「Stn」と表記されるのでソウル駅の場合は「Seoul Stn」となります。

ソウル市内と明洞は駐車場が少ないので、結構苦労するかもしれません。路駐しても大丈夫なところはぐちゃぐちゃに止まっています。日本で言う路上の駐車メーターは係員の人がいて、その人にお金を払うようでした。係員の人は英語も日本語も通じないのですが、最後は「1 hour how much?」で通じて、お金を払いました。7000KWN/時間でした。

ホテルはCrown Park Hotelだったのですが、ここには駐車場がなく、隣のロッテ百貨店を使うようにといわれたのですが、10分1000KWNで打ち止めなしなので、一晩止めると結構痛い金額になります。ネットで調べると、休日のソウル駅前Seoul Squareはとても安く打ち止めもありとのことで、そこに止めることにしました。祝日1晩13000KWN(平日は40000KWM)だったのでとても安く済みました。Seoul Squareはソウル駅の道の反対側にありますが、道に沿っていくと「Seoul Square」の看板が見えにくく、見落としがちなので「Melcedes Benz」の看板を探していくとよいです。(SeoulSquareのビルに大きくMelcedes Benzと白文字で文字が光る看板が設置されていて、そっちのほうが目立ちます。2017年1月時点)この看板はとても見やすいです。駐車場は大通りから、ビルにそって側道を右折したすぐのところに大きく「P」の看板がありますので、そこからは入ってください。入り口には各フロアーの場所に赤字でハングル文字が書かれているので、一瞬「満車か!」と思いますが、空いてますので、気にせず行きましょう。中に入るとゲートがあり、そこでチケットを受け取り、駐車します。さて、車を出す時ですが。「EXIT」標識がありません。入り口は1Fから入るのですが、出口は2Fだったか3Fだったかに、外の明かりが見えるので、そこから出ることができます。出口には係員の人がいて、チケットを渡すと左側に金額が表示されます。この金額表示はハングル文字と英数字の表示が交互に出るのでハングル文字が出ても焦らずしばらくすると表示が出ますので、その金額を払うと出られます。係員の人は片言の英語が通じました。

ホテルを予約するときは駐車場がついているホテルかどうか確認することが結構大事かもしれません。

さて、海外でレンタカーを借りるときは、実は返す時が一番面倒なのですが、、、SIXTは返却場所の地図をくれるので、結構助かります。 返す時が面倒な理由は、空港は広く、道が複雑になっていることが多いので、目的の駐車場になかなかつかないことです。カーナビでは駐車場を指定することが難しく、レンタカーオフィスを入れても出てこないことが多いです。SNSで借りた場所をマーキングしておくと結構便利かもしれません。もしくはカーナビでホーム登録をしておくと結構助かる気がします。

続いて今回の一番のハプニングをお伝えします。1月3日11時に仁川空港のパーキングH4でエージェントと待ち合わせして、車を返すために10時30分にその場所に行きました。H4はやはりわかりにくく、迷いました。H4の行き方を書いておきます。高速道路を降りて「Parking」に行ってはいけません。「Parking」に行くと地下駐車場に行ってしまいます。Main terminalに進んでください。そこで、LomgTermとShortTermの道に分かれますので、ShortTermに行ってください。すぐにHの看板が見えますので、Hに向かっていくとH4が見えてきます。

さて、H4に10時30分についてエージェントを待つことにしたのですが、一向に来ません。飛行機は13時35分のユナイテッドです。11時になっても来ないので、SIXTに電話しても、誰も出ません。韓国に3か所SIXTのオフィスがあるので、順番にかけても誰も出ません。何度かかけて、11時30分にようやく出たSIXTの方は韓国語しか話せず、英語で話をしても「わからない」といわれ、電話を切られてしまう始末。SIXTのメールアドレスにメールをしても、メールは使われていないと返事が返ってくるので、お問い合わせフォームから再度、迎えに来てほしいと伝え、公式Facebookにも迎えに来てほしいと伝えるも、ノーレスポンス。二つのお問い合わせの返事を頂いたのは日本についてからでした。

これではらちが上がらないので、Dinnersのコンシェルジュデスク(いわゆるブラックカードの窓口)に助けを求めることに。電話をかけて、ヘルプを要請するも、時間がないので、家族は先に飛行機に乗せ、私は一人仁川空港に残ることに。家族を送り出してから、Dinnersコンシェルジュデスクから折り返し返事を頂き、「韓国語を話せる担当がいないので提携先のHISに委託しました。そのままお待ちください。」ということになりました。 すぐにHISのソウル支店の方から連絡を頂き、その方がSIXTと交渉し、鍵を車のキーボックスにおいて、飛行機に乗ってくださいとの了解を得ていただきました。

Dinnersの方とHISの方に感謝します。12時に車をおいて、走って、United Airlineのチェックインカウンターに行くと「Closed」のボードが出ていました。「I wanna Chek in!」とお願いすると、韓国の方が対応頂くも、他の3人の家族はどうしたの?「They are already check in!」と普段英語話せないのに、適当な英語を伝え、緊急の窓口のチケットを頂き、無事飛行機に乗れました。 ホントに間一髪でした。

ここで学んだことをお伝えしたいです。空港にチェックインカウンターがないレンタカー会社は使わないほうがいいです。現地の組織が小さいレンタカー会社だと、何かあった時に対応できません。今回は結局電話がつながらないことで、すごく苦労しました。

あと、高いクレジットカードに入っていたおかげで、対応頂けました。Dinnersのプレミアムカードはやっぱりすごい!ちなみに、ダイナースカードやAMEXの上級カードだと、ちょっと不審なことがあるとカードを止めて、不正請求を防止してくれます。楽天カードに代表される無料のカードは不正使用のカード請求も支払わなければいけません。 持つべきは良いカードだと改めて思った次第です。 やすいカードを持つことのリスクは以下に書いてありますので、ご参考ください。

http://blogs.itmedia.co.jp/yoshimasa/2015/08/post_3040.html

最後に、海外ではホテルの住所や電話番号や周辺地図をスマホだけではなく、印刷して持って行くと、万が一の時に助かると思います。 今の時代、スマホが使えないということもあまりないのですが、スマホが壊れる可能性もゼロではないです。海外で言葉が通じず、地図もよく読めない状態で、スマホは結構生命線です。私は海外でスマホを借りて、良く使い方が分からず苦労したこともあるので、普段使いのものを持って行くようにしています。多少高いですがリスクヘッジと思ってそうしてます。あと、スマホの予備バッテリーを持って行って本当に助かりました。スマホがダメだと本当に心細いです。PC用のモバイルも海外ローミングが使えるものにしているので、スマホが壊れてもPCでなんとかなる感じです。

最後に駐車場事情は結構分かりにくいので、事前に調べておくとよいと思います。観光地はどこも駐車場がいっぱいなことが多いですし、結構ぎちぎちに車を止められていることが多いので、縦列駐車がうまくないと、駐車できないことが多くなると思います。

いろいろ書きましたが、海外での運転は結構新鮮で冒険感が強く、楽しかったですよ!!!(でもいろいろなガイドブックに書いてある通り、韓国での運転は結構難易度高いです。まずはグアムとかで左ハンドルになれることから始めたほうがいいです)

また機会があれば運転してみたいです。

追伸:こんな文章を書く、私はどんな生活をしているかと言うと、、、以下のFacebookアカウントを見てください。

https://www.facebook.com/tadashi.yoshimasa

※面識のない人からのお友達申請は原則NGです。お友達申請されるときはメッセージもお願いします。ほぼ100%情報公開しているので、フォローするだけで全部見えます。

Facebookアカウント+とるに足らない情報を以下のTwitterアカウントで垂れ流しています。宜しければFollow下さい。

https://twitter.com/_yoshimasa

Comment(0)