【資料公開】QoSストレージコンセプトベース製品展開
こんばんは。吉政創成の吉政でございます。
私が支援するコアマイクロシステムズが「QoSストレージコンセプトベース製品展開」という資料を公開しました。
コアマイクロシステムズと言えば、車の世界で言う無限MUGENのような会社で、世界最高速クラスのストレージを
作る日本のストレージワークス・カンパニーです。
例えば300万IPOSというのは1秒間に300万回I/Oをフルランダム(シーケンシャルではなくフルランダムです!)で出来るようなストレージで、
RAM型SSDで構成されているようなものを作ります。
へー半導体ストレージ屋さんかぁと普通に思われるかも知れませんが、RAM型SSDは電源が切れるとデータが失われる
ので、最悪の事態を想定して電源を4重化したり、超高速でI/OされているRAM型SSDをリアルタイムで高速バックアップしたりと、結構な技術が必要な
のです。
さて、そんなコアマイクロシステムズが「QoSストレージコンセプトベース製品展開」という資料を公開しました。
そもそもQoSストレージとは何か?という話ですが、恐らく耳覚えの少ない言葉だと思います。
もともと「QoS(Quority of Service)」とは、通信回線の用語であり、通信の品質を確保するために、ルーターやレイヤー3スイッチに実装される技術のひとつとして知られています。
少し前から、ストレージの世界でも使われるようになり、最近ではEMC社や弊社のお客様でもあるコアマイクロシステムズ様などで使用され始めているキーワードでもあります。
では、「ストレージのQoS」とは何かというと、サーバからの処理要求に対して優先順位をつけてストレージ処理を行うことで、効率よく処理し、アプリケーションごとの性能を維持させる機能を指します。
このQoSを実装したストレージをQoSストレージと呼んでいるのですが、何故、このQoSストレージの呼び声が高くなってきたかというと、クラウドや仮想化の技術の普及にその理由があります。
複数のサーバが1台のストレージを共有している場合は、サーバ同士の処理がストレージ内部で干渉し合う事が起こり、高い性能が必要なアプリケーショ ンに対して安定的なパフォーマンスを維持できない場合があります。 そこで、サーバからの処理供給に優先順位をつけてストレージで処理をしましょうというQoSの考え方が出てきています。この、複数のサーバで1台のスト レージを使う環境はまさに仮想環境下のストレージの状態であり、QoSという言葉を使用しているかどうかは別にしてその機能が必要になってきたというわけです。
ここまでで、QoSストレージの意味が理解できたと思います。
今回ご紹介する資料はQoSストレージの製品資料です。
「もやっ」としている方は是非ダウンロードしてご参考ください。
より明確にイメージがわくはずです。
※資料は右記からDLください。「QoSストレージコンセプトベース製品展開」