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IT業界でベンチャービジネスの支援をしている執筆者が日々の活動ログと感じたことを、徒然なるままに書き綴っていきます。

神になれるか。永久機関のビジネスモデルは生の創造

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おはようございます。吉政創成の吉政でございます。

このブログを読んでいる人は私も含めて100年後は生きていないでしょう。

生あるものは必ず滅びます。

しかし、文化や営みは種が滅びない限り、永遠に生きていきます。

その理由は「必要だから」だと思います。

自然淘汰という言葉があります。

ゆっくり変わっていくこの世の中で不要なものは消えていきます。

必要なものは世代を超えて生き続けていきます。

銀行は紀元前3000年前にチグリスユーフラテス地方で始まり、保険は1688年のイギリスのロイズから始まっています。身近な例でいうと、IBM(International Business Machines )は創業から100年を超えています。それらのモデルは今も多くの人が携わり、生き続けています。

私はプランナーです。それ故に、永久機関的なビジネスモデルにあこがれます。プランナーに限定しているわけではないですが、ビジネスをしている人であれば、だれでも後世に残せるビジネスモデル、技術などを残すことができます。

お世話になった業界に恩返ししたいからとか、名前を売りたいとか、面白そうだからとか、理由は人それぞれでいいと思いますが、もしこの文章を読んで「オッ」と思った方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

一朝一夕ではなく、生涯をかけて作ってもいいと思うのです。

私?もう10年も試行錯誤を続けています。

OSS業界団体のビジネスモデルです。

二次創業のLinuxコンソーシアム、XML技術者育成推進機構、OSSコンソーシアム、PHP技術者認定機構Rails技術者認定試験運営委員会ビジネスOSSコンソーシアム・ジャパンの立ち上げに携わり、改良と試行錯誤を繰り返してきました。

業界団体の悪いところは、業界に貢献できる有能な人材が、業界団体に協力しすぎると、本業がおろそかになることです。これには大きな矛盾を感じています。本職の市場で業界に貢献すると本業の仕事がダメになるっておかしいですよね。あくまで法人の肩書で参加する業界団体に限定して書きますが、頑張った人がビジネスに恵まれたほうがいいと思うのです。

このモデルが確立されれば、会社のヒューマンリソースや資金を業界に投入させ、更なる大きな利潤を生むようなビジネスモデルが作れます。

私はあと30年働くでしょう。

この30年間で永遠に続くビジネスモデルを作りたいです。

お世話になった業界に恩返ししたい。
私が生きた証を残したい。

そんな想いでやってます。

今気にしているのは、コアの人材確保のモデルです。

良いモデルができると、いろいろな人が集まってきます。
業界団体は一人ストッパーが参加すると、停滞します。
かといって、「あいつはダメだ」と主観で判断すると、間口が狭くなります。

誰でも入れる間口の広さと、いい人材が自然に集まるような活動と規約のバランスが必要です。あと、もうひとひねりの良いモデル。これが重要なような気がします。

あと一ひねりの良いモデル。 10年くらいかけて見いだしたいです。

がんばります。

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