OSS分散ファイルシステム「Gluster FS」とは?
皆さん、こんにちは。コアマイクロシステムズでマーケティングアドバイザーをしている吉政でございます。
コアマイクロシステムズと言えば、車の世界で言う無限MUGENのような会社で、30万IOPSを超えるストレージを 作ったりする日本のストレージワークス・カンパニーです。30万IPOSというのは1秒間に30万回I/Oをフルランダムで出来るようなストレージで、 RAM型SSDで構成されています。へー半導体ストレージ屋さんかぁと普通に思われるかも知れませんが、RAM型SSDは電源が切れるとデータが失われる ので、最悪の事態を想定して電源を4重化したり、超高速でI/OされているRAM型SSDをリアルタイムで高速バックアップしたりと、結構な技術が必要な のです。
先週報道発表をしたOSS分散ファイルシステム「Gluster FS」についてのコラムをメルマガに機構しました。
※報道発表原文は以下をご覧ください。
http://www.cmsinc.co.jp/news/2011/news20110921.html
※日本語の資料は以下よりダウンロードください。(個人情報の登録が必要です)
http://www.cmsinc.co.jp/techinfo/index.html
メルマガの前文は以下の第十六号をご覧ください。
http://www.cmsinc.co.jp/mm/mailmagazine/index.html
コラムは以下の通りです。
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第四回:「GLUSTER FS」とは?
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今回発表しました「GLUSTER FS(グラスター・エフエス)」について極力易し
く説明します。
「GLUSTER FS」は名前の通りファイルシステムの一種です。数ペタバイトまで
構成可能なクラスタ向け分散ファイルシステムです。InfiniBandのRDMAやTCP/IP
インターコネクトなどの各種ストレージを集約し、大規模並列ネットワークファ
イルシステムを構築できます。高度な可用性とデータサイズに依存しないリニア
な性能拡張性を同時に実現することから、その性能には以前から注目が集まって
いました。
「GLUSTER FS」にはクライアント側コンポーネントとサーバ側コンポーネントで
構成されています。クライアントがステート(状態)を持たない構成であるため、
クライアント同士で通信をしません。このような構成であるために一般的な分散
ファイルシステムで発生しやすいボトルネックを解消することができます。それ
故に、一般的なハードウェアだけでペタバイト以上のスケールのストレージを扱
えるのです。
クラウド配下の低コストストレージとしては大変魅力的ですよね?
最後に「GLUSTER FS」の特徴を以下の通りまとめておきます。
◆「GLUSTER FS」の特徴
1、革新のハッシュアルゴリズム型分散ファイルシステム
2、ノンメタデータ方式による真のリニアスケールアウト性能を実現
(100GB/s超)
3、N-wayレプリケーション&セルフヒーリング機能による高度なデータ信頼性
の確保
4、100PBを超える容量拡張を容易にオンデマンド、ノンストップで実現
5、ボリュームのダイナミックな拡張/縮小/移動が可能
6、CIFS/NFSに対応(フェールーオーバに対応)
7、Linuxクライアント向けダイレクトI/O型高速ネイティブプロトコルを用意
8、シンプルなストレージノードのみの並列拡張構成(GbE、10GbE、40G/IB)
なお、「GLUSTER FS」については、お伺いして説明することもできますし、お
電話等で情報交換することもできます。お気軽に以下宛にご連絡ください。
(吉政 忠志)
コアマイクロシステムズ株式会社 営業部
TEL:050-5558-5410(IP電話) Email:sales@cmsinc.co.jp
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