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高速道路には法定速度をきっちり守る人もいる

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連休に子どもを乗せて車で出かけました。チャイルドシートを乗せて走るとやはり安全運転になります。周りの車のスピードとは合わせられる限り合わせるものの、法定速度はしっかり守って、更に後ろに車がいなければ法定速度より遅く走ることもありました。ただ周りで車が流れているのを無視して法定速度を下回って走ることは、後ろから煽られたり無理な追い抜きを誘発したりして余計に危なそうでしたのでほとんどしませんでした。

それでもほぼ法定速度で走っていると、時おり無理に追い抜かれることがありました。自分も以前はそういうことがあったよなぁ、と感じながらそのまま走っていると、すぐ300メートルくらい先の信号でまた隣に並んだりします。それならまだしも車線の入り繰り等で稀に追い抜き返す形になってしまうと結局は更に追い抜き返し返されてしまうことになり面倒な感じでした。

そんな中、後ろの車にぴったりと付かれるということがありました。最初は煽られているのだと理解して早いとこ抜いてってくれよと思ったのですが、ぴったりくっついて離れません。そこで社会通念として許される範囲内の法定速度プラスアルファくらいに増速すると後ろの車との距離が離れていきます。そこでわかったのは、どうやら相手も「法定速度派」の仲間のようです。

自分もそうなのですが、法定速度派は仲間を見つけて適度な車間距離をとり後を追うのが一番楽なのです。車種ではプリウスに法定速度派が多いように思います。軽自動車も比率は高いのですが、たまにとんでもなく乱暴な走りをするのも軽自動車ですね。高速道路では速度制限装置付きのトラックが法定速度派ですが、後ろにぴったりつくと何となくディーゼルの排気ガスを多く吸ってしまいそうで後ろを走りたくない感じです。

それで思い出したのが大学の頃。実家から下宿先まで車でPCを持ち帰ったのですがホンダのビートにはまともなラゲッジスペースがないためにマイクロタワーのPCを助手席に積まなくてはなりませんでした。うまく固定ができず、念のためHDDを別にして、それでも他のパーツが振動で壊れないかドキドキしながら走りました。(なお万一の事故の時に運転席にすっ飛んできてもいいように毛布を巻きましたが)

そのときは東名高速を80km/hで走るということをして余計に怖い思いをしたのですが、同じように80km/h派の人が徐々に自分の車の後に集まり出して10台ほどのコンボイ走行になったことを思い出しました。ひょっとしたら早く進みたいけれど追い越しができない、という人もいたのかもしれませんが。そのまま10台のグループの先頭を走り続けてしばらくすると、いつの間にか前を走る80km/h派の車に追いつきその後に続くこととなりました。

先頭を走っているときは遅すぎず速すぎずを心がけて色々と疲れたのですが、前に「上手な」80km/h派がいると断然楽です。80km/h派がみんな速度を遵守していたらコンボイになることはなさそうですが、実際には絶対遵守の80km/h派と、自分で80km/hを維持するのは疲れるから90km/hくらいで仲間を探す派がいるように思います。自分は高速道路では後者に属することが多いです。

いわゆる普通の走り方では制限速度ぴったりの「遅い車」に色々とあるなんてことをかんがえたこともありませんでした。実際に自分がゆっくり走ることでそんな発見もできた、というおはなしでした。

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