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堀江貴文さんの上告棄却に際しての所感。|仮釈放を嘆願する署名にご参加ください。

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4月26日、堀江貴文さんの上告趣意書が棄却されました。

まぁ・・・なんというか、非常に悔しいし残念です。僕や板倉さんと同じ思いの人はこの世に五万といることでしょう。

加藤は震災の直後に、熊谷史人さんがJust Givingではじめた署名活動を視るなり、呼応するように自分も同一の主旨で『堀江貴文さんの実刑反対署名を嘆願書として最高裁に提出します。』と題して署名・募金運動を始めました。

この僕のアクションに対して、多くのブログ読者の方から賛否両論、多くの意見をいただきましたが、facebookに立ち上げたページの中に、こういったものがありました。

『これって有罪の後押しになるような気が。。執行猶予は認めるってことですよね。』
署名の文面にも記したように、たかぽんが問われていた罪は、証券取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載、偽計・風説の流布)です。

この偽計について、加藤自身もまた実際には、無罪を主張する堀江さんを全面的に支援してたものの、実際には、当の熊谷史人さんもtweetしているように『53億のうち5億円ぐらいは粉飾と認定されても仕方ない期ズレがあったから、有罪で仕方ない』と思っていました。

だから、僕もまた署名にて 無罪 ではなく『実刑反対』を唱えていたのです。

僕は減刑されることを心から願っていました。
なぜならば、
・ 既に十分すぎるほどの社会的制裁を受けている。
・ 208億円という、空前絶後の民事和解を自己負担にて実行している
・ そもそも当該の会計処理が当時の会計法規に照らしあわせたときに『大きな』違反があったとは思えない。
・ 仮に会計処理がある程度の粉飾処理であったとしても、たかぽん自身に大きな刑事的責任があるとは思えない。

たかぽんの関与を認めた元幹部らの証言などから、自身の違法性の認識や元幹部らとの共謀を認定し「被告の規範意識は薄弱で、潔さに欠ける。反省もうかがえない」と厳しく批判したそうです。なんということでしょうか。

そして、この記事中にもあるように「高裁はファンドの悪用を防ぐ会計ルールが確立していなかった点に着目した犯行で悪質だ」と指摘しているようです。

しかしながら、この司法側の考え方は大いに疑問があります。ルールブックにのってないことをやったらアウトというルール!?となってしまっては、新しいことやる人は出てこなくなるからです。まさにグレイゾーンにこそベンチャーの勝機が隠れている!というのに。

過去に一人として208億も(全財産の9割以上)払って民事和解した人などいません。その点だけを鑑みても、十二分に配慮されるべきだと思います。配慮されなかった理由はただ一つ、否認して争ったからにほかありません。悔しいです。

日本の司法では無罪を主張した時点で反省がないということでほぼ実刑となってしまいます。また一方で、無罪を主張しなければ、起訴されてから2ヶ月後には保釈されます。かたや無罪を主張してしまうと、最低5カ月以上は拘束されてしまいます。それゆえに、認めたくない起訴事実を認めてしまう人が多い、というのが実態なのです。

起訴された時点で有罪がほぼ確定となり、求刑の8掛けで判決となるのが『普通』ということです。

長銀3100億円、山一證券2700億円、カネボウ800億円、日興コーディアル証券189億円、ヤオハン128億円、キャッツ60億円、そしてライブドアが53億円。

これら多くの過去の粉飾決算の中で実刑判決が出たのは なんと今回のたかぽんだけです。

僕は真面目に日本の三権はもう完全に終わってる、と思います。仕組みを替える必要があります。そしてこれから大阪から新しい行政を作ろうとしている橋下徹さんと同様、ぼくもまた、彼を良く知る友人として、一大阪人として、一日本人として、たかぽんの『頭脳がこの日本に絶対必要』だと思っています。

だからこそ、これからの日本をどうするかという重要なこの時期に、彼をこの国の表舞台から排除することがどれほど損失か、はかりしれないと思っているのです。

さて、そんな刑務所行きが確定した彼の仮釈放を嘆願する署名です。みなさま、ぜひコチラにもご参加ください。

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田原総一朗さん
堀江さんが最高裁で上告を棄却された。とんでもないみせしめだと思う。証券取引法違反と言うが、堀江さんは金融の事など何もやっていない。やったのは宮内 さん達だ。社長としての責任があるとはいえ、カネボウにしても、日興コーディアルにしても額の遥かに大きな事件は全部執行猶予つきだ。

茂木健一郎さん
ベンチャーをつぶす、古い日本は震災後も残っていた。『ソーシャル・ネットワーク』を見ればわかるように、偶有性を評価することこそが新しい文明をつくるのに。ウィニー。まねきTV。日本の法曹関係者の感覚の古さは絶望的である。

東国原英夫さん
堀江氏とは何回か食事をさせて頂いた。その見識と才能にはある種の輝きがある。人は、その輝きに嫉妬するのだと思う。彼の言動を全肯定するものでは無い。また法治国家を否定するものでも無いが、この国は、恣意的・故意的・結果的に、多くの光を消してしまっているような気がする。

山口一臣さん
山一証券やカネボウなど、巨額粉飾決算でも実刑になった例はほとんどない。にもかかわらずホリエモンが2年6月の実刑なのは、ホリエモンが検察に逆らい無実を主張し、反省の色がないからだと元検事の郷原さんは言う。法治国家ならぬ情治国家。とても先進国とはいえないですね。恥ずかしい限りです。

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たかぽんが全力で買収に向けて取り組もうとしたニッポン放送の子会社だった(当時)フジテレビの日枝久氏は、棄却後「感慨深い」とコメントしたそうです。

…ライブドア事件を機に、日本のベンチャーは、新興市場は、色を失いました。

世界同時株安に見舞われたリーマン以降も、アジア(中国・ASEAN・インド)の株式市場は、その可能性を証明するかのように急回復しました。しかしながら、その結果日本は取り残されたままです。

『金融市場の法規制等、正常化』!?
日枝さんよ、どうかふざけないでほしい。どのヘンが正常になったのか、教えてください。そして日本中を所狭しと新興ベンチャーが活き活きと大活躍していた、大公開時代;00-05年の活気を返してください。

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