welqの件で懸念されるDeNAライフサイエンス社「MY CODE」のブランドイメージ低下!?
welqの件でDeNAが批判の嵐に晒されています。
DeNAの創業者である南場智子会長は2015年に経営大学院のグロービスで講演したさいに「私が肝入りで頑張っている事業」としてヘルスケア事業をあげたとのこと。
ここに関連するものとして、「MY CODE - 株式会社DeNAライフサイエンス 」というのがあったりします。
首都圏の方には、最近は電車などにも広告出したりしているのでご存じの方も多いのではないでしょうか。
わたしは「文芸春秋」(10月号)に掲載された橘玲さんの、「言ってはいけない格差の真実」を読んだことをきっかけに、「知能は遺伝する」という話しに引き込まれ、
- 言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)
- 遺伝子の不都合な真実―すべての能力は遺伝である
- 利己的な遺伝子
- 人間の本性を考える
- 暴力の解剖学
この辺の書籍に目を通す機会を得ました。
何でもやれば出来るというホワイト・ブランクの考え方と遺伝子の影響を考慮すべきという考え方それぞれの主張があり興味は尽きない分野であります。
この辺の話は、クオンティファイド・ライフのネタと関連してウェアラブルデバイスを利用しつつ、自分の遺伝子情報と現在の体調からさまざま知見を与えてくれる可能性があります。
ここには当然ながら広大な未来が見えることもありますが、逆に遺伝子の情報を知ってしまったがために人生のモチベーションをガクっと下げてしまうリスクもあり得るわけです。
遺伝子検査サービスの問題点については「遺伝子の不都合な真実―すべての能力は遺伝である」の指摘が参考になります。
ちなみにクオンティファイド・セルフの支持者のわたしとしても、5万はちょっとハードル高いと感じたので、セール価格で株式会社DeNAライフサイエンスのMY CODEやってみたわけです。
参照できる結果はこんな感じで見ることができようになっています。
懸念されるところとしては、遺伝子検査はそもそも診療ではないとしてはいますが、あくまでイメージとしてではありますが、信頼感やブランドイメージの棄損という点でDeNAライフサイエンスのMY CODEにも影響及びそうだよな、、、と感じたりするわけです。
ちなみに検査完了するとMYCODE fumfumというコンテンツでは500円ほどの追加料金を支払うことでさまざまな追加比較が可能になっており、自分は
数学的思考力とか協調性なんかをやってみたわけです。
あと2980円をはらって祖先のルーツをたどるという「ディスカバリー」というのもやってみました。
まあこんな感じで、こういうデータを得るのに興味がある人はどんどんお金を落とすとても優れた仕組みが構築されているサービスです。
こんな感じで発症リスクを日本人の平均で教えてもらったり、こんな感じでタイプを示してもらっても具体的にどうするという点では、考えるほどに謎が深まるばかりな面もあったりはするのですが、MY CODEにも書いてある解説の文章は結構な数が掲載されている訳ですが、今回の一件でやはり若干不安な気持ちに襲われるのは人情として致し方ないよな~と感じた夜でした。