中国政府を相手にしたらアメリカで最も活力がある企業でさえ負けを見る、これこそ現代という時代の構図
今週のNewsweekの表紙を見て思わず手を伸ばしてしまった方は多いのではないか?と推測してます。
Googleが中国との断交警告を発した件について、さまざまな角度からの見方が紹介されているのですが、欧米型の考え方を中国は受け入れないであろうとの見解を複数の欧米人が書いているのがまず目を引いたのですが、
本気で世界の大国になりたいなら、中国は対外的な順応性を示すべき…という意見や、
韓国、台湾、インドネシアでは民主化を進めると経済成長率が落ち込んだ…という見方、
1900年頃、アメリカが現在の中国程度の経済発展段階にあった時代にどんな社会制度を実施していたか考えてみろとか(女性の参政権は認められず、厳しい人種差別もあった時代)…
中国政府を相手にしたら、アメリカで最も活力がある企業でさえ負けを見る、これこそ、現代という時代の構図だ…という分析から
グーグルはそもそも魂を売り渡すような取引を中国とすべきではなかった…
という指摘などなど、自分なりの思考をしてみる上でも参考になる題材が満載な号です。
確かに今後中国がアメリカの4倍の人口を抱えて「超大国化」していくなかで、国際社会のパワーバランスは現在とは大きく変化するんだろうな…と推測しつつ、本号ではGoogleのエリック・シュミット氏へのインタビューも掲載されていて、記者の質問としてこんな一文が
中国撤退は、株主の利益を最大化するという受託者責任に反するという声も上がるのでは?
というのをみて、欧米型の考え方が世界を席巻しているのもどうなんだ…と思った方も多いのではないでしょうか?(苦笑)
これに対してエリック・シュミット氏がどう答えたかは、皆さんNewsweekを立ち読みするなり、購入して確かめてみてくださいな。