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Blog Action Dayについて案内をいただき、10月15日に「貧困」テーマのブログを書くってことで、これまでワーキングプアなどについてこんな感じでエントリー書いてきた流れもあり、

しつこいようですが、またこのネタでエントリー書かせていただきます。

企業だけでなく個々人の生活もグローバルな枠組みの中でいろいろな要因に状況を左右されたりしているわけで、わたしは自給自足で、、、といっても燃料やらなにやら、日本という島国に住んでいて資源が少ない状態では、輸入という形で世界と関わる必要性が必ず出てきますよね。

日本より人件費が安いとか、物価が安いところで物を作るとか買ってくるというのは自分ができるだけ無駄な出費を抑えて買い物するのと同じでこの行為自体は責められることではありません。

ただ、ここで問題になってくるのは日本で基本的な教育を受け、社会人として生真面目にやってきた人たちが、上記のような理由から生涯賃金の低下などの余波をまともに食らってしまい、まともな結婚して子育てをして、それなりの教育を子供に与えてあげる余裕が見えないとか、結婚だけでなく一人で生活していくのもやっと、、、下手すると働いてはいるけど生活保護レベル以下という状態に置かれている人たちがじわじわと増えてきているのはやはり問題と言えるでしょう。

身分保障が得られるレベルの一部エリートや、ワーキングプアと言われる人たちの収入の20年とか30年分を1年で稼いでしまうような能力を社会に認められている人たちはもし何か問題が発生しても軌道修正する金銭的・時間的余裕がありますが、昨今ニュースで取り上げられているワーキングプアの人たちにこのような余裕はありません。

このような人たちに個人の努力が足りないからだ、、、という言葉を掛けるのは簡単なのですが、この手の認識をお持ちの方には湯浅 誠氏の反貧困―「すべり台社会」からの脱出を読んでいただければと、、、

日本人って本当に真面目で、自分の状況を真面目に捉え、このままでは結婚できないし、ましてや子育てなんて、、、非正規雇用など自身の不安定な生活環境を踏まえ、このような自己規制をしてしまう人たちがどんどん増加してしまったら、日本の国力って相当に低下してしまう気がするのは私だけとか思っていたら、

経団連:移民受け入れ提言…人口減対策 定住前提に - 毎日jp(毎日新聞)

こんなニュースが出てきたりして、

経団連は「人口減対策に早急に取り組まなければ、若い世代の将来不安は解消しない」として、移民による人口の維持が必要と判断した。

今の雇用状況を作り出した側からの発言として何を言っているんだか、、、若い世代の将来不安の解消についてはもっと前にやることあるのでは?と唖然としてしまったのでした。

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