ちょっと残念、「GoLive」の開発、販売終了
Adobe LiveMotion 2.0が2003年11月16日で販売終了している事を考えると、GoLive CyberStudioからAdobe GoLiveになって今回2008年4月28日をもって開発・販売終了というのは思いのほか生き延びた期間が長かったように思います。(やはりそれだけコアなファンが多かったのかも)
CyberStudioが登場したときには、ピクセル単位で画像の配置場所が決められるとか、印刷物のようにレイアウトできるというような、その当時としてはかなりビックリしつつも、プロが使うことを前提としているソフトでありながら値段もそこそこって感じで、わたし自身もかなりの年数CyberStudioのお世話になっていた時期がありました。
専門学校で講師をしていた時代は、Dreamweaverがサイトの定義を行わないと制作を開始できないため、入学したてて、とりあえずページ作りたい(デザインしたい)という生徒でフォルダ構造やらファイルの命名規則などをちゃんと理解できない段階で行う生徒たちへの授業ではCyberStudioのほうが取っ付きやすかったようで、とりあえずタグを覚えようとか、使ってみようみたいな授業ではCyberStudioが凄く活躍してくれました。
CyberStudioでは苦い思い出が1つあって、CyberStudioのやたら細かく設定したテーブルタグを利用してその当時としては斬新な画像の配置をしたサイトのデザインを制作したのですが、無駄なタグが多いからこれは使えない、、、って言われて泣く泣くデザインをやり直したことがありましたっけ(苦笑)
その頃はまだ、ページ内に表組みをすると幾ら課金みたいな方式もまだ生き残っていたり、ロールオーバーのボタンだと追加料金みたいなのも許される時代だったので、CyberStudioに内包されているJavaScriptの機能を使ってロールオーバーのボタンが簡単に作れるのは凄く重宝した思い出ありますね(笑)
CyberStudioはデビュー当初からのサイト管理機能であったり、GoLive4のあたりだったと思うのですが、携帯向けのページが簡単に作れるとか、QuickTimeのムービーの取り扱いが比較的簡単に出来たこと、Photoshopのレイヤー付きの画像をそのまま素材として読み込めるなど制作の現場に新風を巻き起こしてくれるソフトでした。
AdobeがMacromediaを買収した時点からいつかこの日が来るだろうとは思っていましたが、Dreamweaverに張り合うソフトが消えてしまうのはやはり残念な気もします。