SmartNews の発表会に参加してきました。 #SmartNews
昨日は、縁あってスマートニュース社の発表会に参加いたしました。お誘いいただきありがとうございます。
- リリース後14ヶ月で300万を超えるダウンロード
- 「ソチ五輪」関連特定チャンネルを期間限定開設
- 焦らず奢らずミッションを突き進む Googole ライクな企業の姿に今後も期待
- 日々流れる Twitter のパブリックストリーム内の URL を収集
- Crowsnest の技術をベースにした Twitter のリアルタイム解析
- 新聞を意識した操作性をもったユーザーインターフェイスでソースにアクセス
リリース後14ヶ月で300万を超えたダウンロードだそうですが、4〜5ヶ月で100万ダウンロードという右肩上がりの堅調な伸びをしめしています。アワードを受賞しており、昨晩の WBS で放映されていたそうなので、この傾向は当面変わらないとおもいます。
SmartNews のユニークさは、前述の Twitter のリアルタイム解析にとどまらず、メディアパートナー各社のニュースをチャンネルプラスとして提供している点にあると思う。現在、媒体数は 100 を超えており、月間100万PV をこえる媒体も 66 あるという。この PV も Web モードという、ブラウザで直接アクセスすることと変わらない中での数だそうです。媒体各社から見れば、無視できない状態になっているといってもいいかもしれません。なお、媒体の中ではギズモードがトップを走っているというのには驚きました。
今回、「ソチ五輪」という期間限定のソースが、チャネルプラスに追加されたということは、媒体各社に新たなチャンスを提供しているようにおもいます。スポーツ関連のソースはこのスキームにあっていますし、10数本/日という投稿ペースが保て、法的にも問題がなければ、国政選挙にも使えそうです。媒体各社からみても一種のトライアルができそうですね。
スマートニュース社は、物理や数学の少数のエキスパートで開発が進められているそうで、記事の一覧ページでも「形態素解析」を使って改行するようにし、読みやすさを追求しているそうです。
これだけユーザー数が増えてくると、他のデスクトップ OS やモバイルプラットフォームへの対応ということを狙いそうですが、そういったことには目もくれず、基板技術であるリアルタイム解析やフロントアプリの進化、媒体各社とのエコシステムの確立を優先するという姿勢に好感をもてました。とはいえ、海外展開も段階的に狙うということであり、初期の Google のような匂いを感じさせます。スマートニュース社に参加しているメンバーは幸せですね。
順風満帆といってよい SmartNews ですが、毎日利用しているユーザーとしては、以下が改善するといいなと思っています。
1) プラットフォーム固有の機能をもっと使ってほしい SmartNews では、最終的には Web モードでコンテンツを表示します。すべてのソースがスマートフォン対応しているわけではないため。小さい画面では読むことがストレスになったりします。
昔は、「あとで読む」ために Pocket を使っていましたが、OSX 環境を Mavericks に変えてから、Reading List に登録するようにしています。プライマリブラウザが Safari になっただけでなく、自宅の iPad や Macbook 等のより大きな画面で、Reading List に登録したコンテンツにシームレスにアクセスできるためです。
SmartNews のソースから Reading List に登録するためには、Safari で開いて登録というように複数のステップが必要です。 iOS にしても Android にしても、よりステップ数が少なくなるように、機能が充実してくることが考えられるので、うまく対応してもらいたいなと思います。
2) チャネル間で同じ記事が表示されてしまう チャネルプラスで特定の媒体を登録しておくと、より発生しやすくなると思いますが、チャンネル間で同じ記事が表示されてしまいます。 なかなか難しいとは思いますが、各端末でニュース情報を更新する際に、同じ記事があった場合にまとめてもらえるといいなと思いました。
最後は、発表会と関係が無いことを書いてしまいましたが、これからも SmartNews に注目していきたいと思います。