広瀬香美さんの Twitter コンサートに参加して
久しぶりの投稿です。3年ぶりの痛風の痛みに、(当面の) 禁酒を誓った柳下です。
さて、先週の金曜日は、月例のオルタナティブブログのミーティングに参加せず、広瀬香美さんの Twitter コンサートに参加してきました。現地では、@kengo さんに席を譲ってもらい、1時間強のコンサートを楽しんできました。
今回のコンサートについては、様々なメディアが取材されて記事も投稿されていますし、当日は Ustream でも見れた方がいらっしゃったと思うので、ここでは自分なりの感想をば。
Tweet のやり取りは参加者の「聞きたい」というピュアな気持ちを増大させる
当日は、MC を Twitter でやるという画期的な試みであったこともあり、彼女がタイプした内容が参加者の後ろのモニタに表示されるまでの間、静寂であったわけですが、振り返ってみるとこれがよかったなと思っています。通常はお話を聞いているわけですが、Twitter だと会話と異なる時間差が発生します。今回は、タイプそのものもモニタに表示されていったこともあるのでしょう。普段と変わらぬ彼女らしい Tweet なのですが、彼女が次にどんな Tweet するか楽しみになっている自分がいました。「次の曲を聴きたい」というピュアな気持ちも増大し、MC 後の演奏にいたく感動したわけです。
以前、プレゼンの最後に「聴講者が拍手できるような間をつくれるようになったら一人前」って、言われたことを思い出したのですが、参加者の反応を作り出すという意味で、Twitter による MC ってありなんだなとつくづく思いました。特に Twitter は参加者自身も Tweet で反応できるので、おもしろいですよね。これって、プレゼンやトーキングセッションに使えそうだと思いましたよ。
やはり、プロの声量は違う。感動するわ。
個人的には、CD を購入するまで好きなアーティストではなかったのですが (すみません。関係者の方々)、感動のあまり涙を流してしまいました。本人と数メートルしか離れていなかったこともあるのでしょうが、どの曲も心に響いてきました。ビバ☆ダイエットでは「そうだよね。足の痛みが無くなったら、毎日5分でもがんばろう。」なんて思いましたし、Dear Again は本当に泣けてしまいました。
Contents と Context なんだね、結局。
アーティストにとって、自身が歌うことは、大きい意味でコンテンツになると思いますが、劣らずコンテキストがポイントだったのではないかと思います。実は、コンサート終了後に、彼女はすべての方と握手をされたのですが、これがよかったと思っています。彼女と握手をした際に「感動して泣いてしまいました。」と伝えたら、すごく喜んでいらっしゃいました。
最近、Twitter や Facebook、PubSubHubBub に代表されるように、リアルタイムなウェブが注目されています。技術的には面白いのですが、それ以上にユーザー同士の「距離感をどう感じるか、どう感じさせるのか」というのが、メディアとしてみたときの重要なポイントなんだと感じました。
(今日、彼女に Follow されたのですが、それはうれしいよね。はい。)