中国メニュー事情２

印刷会社で中国進出をしている品質管理の方から中国での印刷会社の品質について聞いた。

ちょっと気を抜いているとひどい状態になるそうだ。ロットによって同じ色が色あせるし、インクの指紋だらけのパンフレットが納品されたり。ちゃんと手を綺麗にしてから印刷物を触るといった指導も重要な品質管理指導のようだ。先日提携している印刷会社に視察に行ったら、明らかに昨日練習したように印刷工程の中に品質チェックの工程を入れているが、形だけで今日の視察のためにやっているのがバレバレだったらしい。

人件費の安さだけで中国進出して品質管理に苦労をしているメーカーと同じ状況のようだ。

我プロジェクトはマーケティングサービス業だ。今は日本滞在経験もあるような中国人を雇用しているが、労働コストの安い現地要員も今後活用していく予定だ。物づくりではないがサービスの品質管理もおそらく同じ苦労を味わうだろう。しかも富裕層相手のサービスビジネスなので余計に質の向上が求められる。

そんな中国の印刷会社が作成したのか、またも上海浦東インターナショナル空港のレストランからメニューを２枚。校正の途中でぺがパに、ガがグに、テがラに変わっていったことがよく分かる。これも品質チェックをちゃんとしていないからか？？