いい加減な工事
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オフィスに僕たちの新しい電話がついた。
相変わらず工事業者は逆切れしそうな勢いで調整作業を実施して、設置して帰っていった。
電話コードは2芯でむき出しだ。
それはまだいい。隣の部屋から電話線を配線する必要があるが、ベランダ越しに線をダラリンと引っ張ってきただけだ。
ベランダに出るドアの下にはさんでいる。いつ切れてもおかしくない状況だ。
見るに見かねて、同僚はせめてドアの下にテープで固定しようと作業を始めた。普通の感覚である。
やはり僕たちが上海でやろうとしている、お客さまへの手厚いサービスビジネスは可能性があると確信した。それとも過剰サービスで受け入れられないか??
昔、佐川急便が中国に進出するドキュメンタリーをテレビで見たことがあった。
彼らの中国での差別化は、「ちゃんと丁寧に時間通りに物を運ぶ」だった。運送業者として日本では当たり前のことをするだけで、差別化要因になるようだ。
ただ、サービスするのが中国人なので、いかにあたりまえのサービスを実施させるかというマネジメントが困難なのだ。
日本であたりまえのサービスをちゃんと実施できればビジネスになる。
ベランダごしに無造作に配線される。見かねた同僚が補修
Un PBXらしき交換機から線が
むき出し乱雑に配線
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