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上海交通事情

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上海に訪れた人が必ず驚くのが無秩序な道路の交通状態だ。
私も今でこそ慣れてきたが、2年前に最初に訪れた際には、怖くてなかなか交差点も渡れなかた。信号が青でも安心して渡れないのだ。右折車はクラクションを鳴らしてつっこんでくる。歩行者も無秩序なので赤信号でも渡る。結局信号は無意味とかして、車も人もあうんの呼吸で行き来しているのだ。
タクシーにのれば、とにかくクラクションを鳴らし続けながら走っている。日本だと路上で喧嘩が始まりそうな勢いで、車どおしがパッシング&クラクションの鳴らしあいで急ブレーキも頻繁だ。最初は足がつっぱったままだったがこれも慣れてきた。最近はたまに日本に帰りタクシーにのると、「なんてチンタラと運転してるのだろう」とか感じるようになってしまった。
知り合いの中国人に、いつかはこの交通無秩序は改善されるのだろうか?と聞いたところ、「考えられない」と言った。原因のひとつに地方から上海に出てきた人間はそもそも信号機をみるのも初めてで、交通ルールも知らないらしい。
反日教育をしている時間があれば交通教育をした方がよっぽど国家のためになるのではないか、と感じるのは私だけか?
「歩行者が青信号を安心して渡れる」という評価項目は経済的指標とは別に国や都市の成長を評価する重要な指標ではないか?

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