Googleはマスなのだろうか、Healthlineにみる検索エンジンの棲み分けについて

Health search engine Healthline raises $14M (Deals & More, VentureBeat)

Healthline Networks, a company that offers health search technology
on its own website and on partner sites like Yahoo Health, has raised
$14 million in a third round of funding.

The San Francisco company brings a semantic approach to health
search, meaning that it has a deeper understanding of a user’s
search than a normal engine. It says it has created a “taxonomy” of
different medical terms, so it can deliver uniquely useful search
results for people researching their own health and sickness.

Healthline Networks社は自社サイトやYahoo Healthのようなパートナーサイト上で、
健康に関する検索テクノロジーを提供してる企業であるが、3rdラウンドでの資金調達額が
14万ドルに上った。

このサンフランシスコにあるこの企業は、健康について検索する際に、semantic
、つまり通常の検索エンジンよりも、ユーザーが何を検索したいか深く理解させる
技術をもっている。それぞれの医学用語を取りそろえ、独自の役立つ検索結果を、
健康や病気について知りたいユーザーに提供している。
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記事によると、このHealthline Networks社は1999年に設立し、2005年より事業を開始
していて、今では40社以上の出版社（ABCNews、United Health Group、Yahooなど）と
パートナーと協業し、月に1億人以上のユーザーに利用されているようです。

▲Healthline Top

キーワードボックスに、「skin」と入力してみたところ、

▲検索ボックスにskinと入れてみると・・・

「skin」というキーワードに「health、medical」といったフィルターが
かかっていて、且つ、粒の揃った予測キーワードが多く表示されます。
ちなみにブラウザにあるグーグル検索をつかってみるとこのような感じ。


▲ブラウザのGoogle検索だと・・・

私は冬に肌が乾燥してしまうことが多いので、そのままDry Skinを選択。
すると最終的に下記のページにたどり着きました。

このページでは
■Definition（定義）
■Alternative Nemes（その他の名前）
■Common Causes（一般的な症状）
■Home Care（ケアの方法）
といった基本情報から、
■Call your health care provider if （こんな症状が出たら・・・）
■What to expect at your health care provider's office（病院できかれること）
といった事前に知っておきたい情報まで、ユーザー視点の情報が多くありました。

■Related Videos
には肌がどのような理由で乾燥して、どのようにケアをすればいいかを説明した
動画がありました。

Healthlineでは、この他、Drug、Treatment、Doctor、といったカテゴリーでも
検索が可能です。例えばDocSearchのページへ行くと、

このように、名前や専門、ロケーションから先生を探し出すことができます。
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私がこの記事を読んで、あるいはHealthlineに実際に利用して思ったことは、
メディア上で言われているマスコミと専門メディアの二分化が、検索の世界でも
起こりつつあるのだろうか、ということです。
私が自分の健康状態について知りたいときに、GoogleとHealthlineのどちらを
利用するかと考えた時、恐らく私は後者を利用します。（日本にいる限り制限はいろいろとありますが）
これはTwitterやFacebookの場合も同じかもしれません。

検索エンジンの場合は、その守備範囲が広い狭い、深い浅いではなく、
その精度によって評価されるところが大きいので、一概にメディア上で言われている
マスメディアと専門メディアの違いに当てはめることはできないだろう、とも思います。

私の中では、「検索はGoogle先生に任せておこう」という固定概念ができあがって
いたので、今回の記事には非常に感銘を受けました。
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■3D BODY MAPS

こんなコーナーもあります。人間の体って本当によくできていますね。