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インド人の商魂のたくましさを垣間見る

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「インド人の商魂のたくましさ」と言っても、ITに関係することではありません。飲食業のことです。皆さんの街にもカレーショップが目につくことは変わりないと思いますが、それ以上にしたたかなお店が蛎殻町にあります。

水天宮前に知覚新大橋通りに面していながらも、立地状況からかあまり商店には適していない地域があります。周りのお店も苦戦しているようで、お店の入れ替わりも結構多いほうだと思います。

そこに何年前かイタリア料理屋ができました。国旗が飾ってあって、入り口が狭くちょっとだけ興味をそそられましたが、お店はインド人(らしき)方が経営していることはお店を外から覗いてわかりました。メニューは一般的なイタリア料理らしいものでした。「インド人のイタリア料理屋って面白いな」と思って、通りがかりに覗いてみてはいましたが、お店に入るにはちょっと躊躇していました。

そのうち、1-2年過ぎて、ある日の昼にお店の前を通ると、なんとランチはカレースパゲッティーとカレーライスになっていました。

そして昨年か一昨年あたりには、イタリアの国旗も外され、カレーショップやらインド料理という看板こそありませんが、完全にカレーのお店になっていました。

そして、昨年末か今年に入ってお店の前を見てみると、手書きのPOPで「カレーうどん始めました」という張り紙が・・・

始めのイタリア国旗からは想像もつきませんが、今やカレーショップでかつカレーを使った日本的な料理も出すお店に変身。変わり身の早さも圧巻ですが、とにかく商売になりそうだったらやってみて、だめだったら次に中味を変えてみて、それでもいまいちであれば環境に合わせて対応を行う。この感覚は周囲の日本人の経営している飲食店には無いたくましさを感じさせます。

(でも、まだお店には入ったこと無いのですが・・・)

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