10年前は電話のアウトレットが情報の窓口だった
片付けや整理をしていると、ふと10年前に何をしていたか、どんな環境だったか懐かしくなることがあります。
まさに今、忙しくなる前を狙って、オフィスの整理・整頓をしています。この機会に電話やFAX複合機を新しくしてみたり、様々な配線、配置を見直してみたりしています。機器が多いこともありますが、有線LANや無線LANをうまく活用してきれいなレイアウトをしようと試行錯誤しています。
いろいろな情報を調べていくと、LANをうまく活用した製品のターゲットが、家庭中心になっていることがわかります。普段あまりこの手の製品のホームページ等を見ないこともありますが、結構新鮮に感じます。ADSLやFTTHでインターネットが引かれていることはあたりまえ、そのうえ家庭に2台以上のPCがあり、かつさまざまな周辺機器が設置されていると状況を想像すれば、一般家庭におけるネットワークの活用が進むことは必然ですし、そのうえ廉価で設定がわかりやすければ、今後もさらに導入が進むでしょう。
で、10年前を考えてみると、まだまだダイヤルアップの時代でしたね(今になって思うとモデムのピーという音も懐かしいです)。インターネットに接続するためには、電話のアウトレットに近づくことが必須でしたし、無線LANだけでなくLAN自体も家庭には縁遠いものでした。携帯電話が普及する前には、固定電話でしか会話ができなかったことも考えると、いかに電話のアウトレットから多くのものを引き出して、さらに物理的に離れていくことができるかという流れと、情報基盤の発展は同じ歴史に乗っているとも思います。
ビジネスユースから家庭へと、どんどんと新技術、新方式の利用の底辺が広がってくることは必然です。そのように考えると、まだまだ家庭における情報機器の活用環境は発展していくと思います。