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すべての物事に「絶対」や「正解」は無い

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最近いろいろな人から話を聞いていると、特に若い世代というわけでなく世代にかかわらず、他の人に「正解」を求める人が増えていると感じます。世の中の仕組みが複雑になり、それに従って仕事も複雑化し、さらに密度も濃くなっているからでしょうか、自らが考えるべき内容に関して安易に他人に答えを教えてもらう傾向が増加しているようです。目の前の問題、課題、そして何よりも自分の能力を高めていくために、額(脳)に汗すべきところで安易に他人の知恵で助けてもらうことは、時間の節約にはなりますが、あまり勧められたものではありません。

その一方で、時間に追われた仕事の中では、多少は他人の力を借りることも必要でしょうし、スキルのある人の知識やノウハウを”盗む”という意味でも、ある程度他人のアイデアや知識を借りることが必要になります。

しかし、はまってはいけないこととして、世の中の物事に「正解」や「絶対」ということは無いということを忘れて、他人の意見や知識が「絶対」に「正しい」答えであると盲従してしまうことです。物事の答えには正しい一面もあれば、そうでない面もあります。環境、条件などが変われば一見正しいように感じる答えも、まったく的を得ないものになる可能性があります。

人の意見や知恵は、「ある特定の環境においてその人の目から見たものである」という事実を忘れずに他人の知恵や経験を借りること、それを忘れずに仕事を効率よく行うことが重要だと思います。

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