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準備慣れがリスクを増大させる

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様々なプロジェクトの節目を迎えるにあたり、サービスインやリリース等で事故や不具合等に対して事前準備を行うことがあります。歳を重ねるに連れて、段々と大きいもの、そして複雑なものをコントロールする機会が増えてきましたが、すべて万全の状態で臨んだことはありません。インフラはきちんと準備を行い、不具合等への対応を決めていても、情報伝達ラインが崩れたり、対外的なトリートメントを誤ったり、細かなところでほころびがおこります。

正直な感想としては、ある程度の事象や事故は想定して対応方法や体制、そしてルールを定めますが、いわゆる不測の事態に陥った瞬間に、様々な詰めの不足が露呈します。そこで臨機応変に対応することが求められますが、後で振り返ってみても、100点には程遠いと感じることが常です。

不測の事態を考えれば、常に100点を目指しつつも到達しないことは当たり前といえば当たり前なのですが、上手くいったときであっても、なかなか100点にはなりません。

しかし、何度も繰り返し、サービスインやリリース作業を繰り返していくといわゆる”準備慣れ”の状況に陥ることがあります。前回までの反省を含め、100点との間の差分に関して常に一段上の準備を行うことで、準備慣れは防ぐことができるはずです。しかし現実的には、なかなかその段階を一歩上に上がれず、前回と同じ状態で再び節目を迎えることになります。

リリース作業やサービスインは、その準備を常に改善していくことで、リスクを減らすことができますが、何も起きないことが続くとその感覚が麻痺してしまいます。何も起きなかったこと=問題がなかったこと、ではありませんので、常にチェックプロセスを改善していくというスタンスを崩さず、”準備慣れ”を防ぐことがリスク管理としては重要であり、同時にプロジェクトマネジャーとして大きく成長するポイントになると思います。

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