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”発言”に対する責任感は「ビジネスパーソン」の人格に繋がる

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議事録の作成は結構手間がかかります。しかし、会議や打合せでの発言が重要な意味を持つことは当然ですし、その後状況の変化が起こったときに、議事録でそれぞれの発言を確認する必要も、思いがけず結構生じるものです。その一方で、議事録が残らない場で発言に関しては、記録もないことから、解釈の違い、そして記憶の違いによって、様々なハレーションを引き起こします。

しかし、記録に残ろうが残るまいが、ビジネスの場での発言は、その人の責任に繋がります。従って、「憶測や推測でものを言う」ということは責任に対しての意識が希薄ですし、「その場しのぎの発言をする」といった事態では明らかに責任放棄に繋がります。

確かに、何か発言をできないと、一方的に責められる状況もありますが、そんな中でもきちんと責任を持って発言することがビジネスパーソンとして高い人格レベルであることを証明できると思います。また、発言したことに関して事後でその内容を反故にすること、発言したことを守らないことなどはもってのほかで、これはビジネスの世界でなければ、単純に人格を疑われる内容です。

営業現場やプロジェクトの現場では、不思議なことに「前言撤回」、「有言不実行」、さらには「約束したこと守らない」といった状況がまかり通ることがよくあります。様々な事情から、その場は自然と収束したりすることも多いですが、そこで感じている不信感は、一生残りますし、その人だけでなくその会社とは信用して仕事をすることも出来なくなります。それ以上に、「あの会社はね」、「●●さんはね」と言った悪い噂につながります。

ビジネスパーソンとして(というよりも常識人として)、どんな場合の発言でもその責任を意識し、発言したことを守るという当たり前のことをしっかり行うべきだと思います。子供にも言っていることですが、大人の世界ではこれがなかなか実行されないものですね。

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