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20年前の非常識マンガを笑えない

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本棚を漁って昔の本を読んでの雑感です。

大学生のころから社会人になりたてのころ、吉田戦車が描いた”伝染るんです”や、相原コージの”コージ苑”など、「不条理」、「非常識」マンガに結構はまっていました。かれこれ20年前の話です。

久しぶりにマンガをぱらっとめくったところ、こんなお話が、

  • 2人でパンを食べていて、袋を見ると「このラベルは環境保護のため、再生紙を利用しています」とのラベルが袋に貼ってあり、「エコロジーか偉いな」とつぶやく
  • するともう一人が「おい、これを見ろ」と声をかけ、パンの裏を見ると「このパンは資源保護のため再生パンを使用しています」

といった、他愛の無い話で、初めて見たころにはちょっと笑いを取ったと記憶しています。でも考えてみると「?」最近どこかで聞いた話。20年たってみてみると、こんなことは非常識ではなく、当たり前のように企業ぐるみでやっていることになっています。他にも、ちょっとした事で人を殺めてしまうマンガなど、そのころは非常識と感じ、逆に笑いをとっていた内容が、いつの間にか日常で起こることになってしまいました。

(読んだ人にしかわかりませんが)かわうそとかっぱが飲み屋に来ることはないと思いますが、マンガで風刺されている人と人での昔の非常識は今の日常の範囲に入っていて、そのうち常識の範囲内になってしまうのではとも感じます。

昔と同じツボではまりつつも、「こんな会社ある」とか「こんな人いる」と、周囲に蔓延している”マンガの世界”だった非常識に、昔のように読んで笑って気持ちを晴らすということもできなくなりました。

Comment(2)

コメント

maria

こんにちは。

マンガの話なので飛んでやってきてしまいました(笑)
不条理系ではありませんが
手塚治虫の作品もある意味「預言書」的存在になりつつあるように思われます。

音楽も同様に
20年以上前のものが未知の音として響く瞬間があります。

いつもは見てるだけ

赤福の偽装は30年前からですよ。

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