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接待力=会社の教育力

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プレジデントの4月30日号の特集は”できる社員「新型VS旧型」比較”です。ざっと読んで、気になった記事があったので触れさせていただきます。

「取引先関係強化 会食力」というホイチョイ・プロダクションズの馬場氏の記事の中で、電通と博報堂の違いに触れています。ここでは、博報堂は愚直なタイプ、電通は企てを持つタイプとして紹介されています。お付き合いの範囲で言うと、私も結構同じ感触を持っています。どちらが良い、どちらが優れているという問題ではなく、会食などのお客さまとの関係強化の方法が会社のカラーとして現れているということでしょう。

この記事の中で「接待力(飲み食いのことだけではなく、お客さまの訪問の受け方等も含めてと理解していますが)は会社の教育にある」という言葉があります。会話の中で、『だけど』という言葉を使った若手の胸倉をつかんで「『だけど』じゃなくて、社会人なんだから『ですが』と言え」といった指導をしている電通のカルチャーは多くの会社が失いつつある会社は教育の場でもあるということを体現していると思います。

(お客さまの前でやるか、胸倉をつかむかといったことは、方法ですので個人的には同意できない部分もありますが)

きちんとお客さまに接するために必要なことを教えていくこと、そしてきちんと吸収すること、その時は耳にたこができるようなつまらないことでも、時間が経つととても力になります(私も、某営業担当役員に、実地で鍛えられました…そのころは辛かった)。

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