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コンサルティング会社のお仕事

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タイトルに惹かれて「外資系コンサルの真実」を読んでみました。ほんの2時間程度で読み終わる内容でしたが、コンサルティング会社のアウトラインはつかみやすい内容だと思います。

自分自身も働いていましたし、コンサルティング会社といわれる会社の方々とも多くお付き合いさせていただいておりますが、本に書かれているとおり、考える力(基本的なスキル)、がむしゃらに吸収していく馬力はほぼどの会社でも共通的なことだと思います。その一方で、マッキンゼーとボストンコンサルティングの言葉遣いの違いだけでなく、基本的なお客さまに対する考え方やアプローチの取り方は若干会社ごとに異なっていることも事実です。会社ごとの特色をもっと理解して、上手く使う方法まで書いてあればさらに実用的な内容になったかと思います(後は、ビッグ2以外の会社にももっと触れて欲しいですね)。

特筆すべき内容としては、コンサルタントの使い方、使ううえでの心構えに関してかなり触れていましたので、この部分は役に立つと思います。私も仕事をしていて、勝手に分析して答えを持ってくるものであるという誤解に何度もあいました。コンサルタントは企業のお医者さんに例えられますが、厳密に言うと漢方薬の処方を行うようなものだと思います。助言に従う必要もありませんし、ある視点での事実を分析した結果の解決案を提示することがコンサルタントの仕事ですので、お医者さんとは違うと思います(お医者さんの助言や勧告には従わないとどんどん体は悪くなりますので、基本的には忠実に従いますよね)。

これから、さらにコンサルティング会社は躍進していくと思いますが、それに従いどんどん有用・無用の2極化した評価になっていくと思います。使う側も、コンサルティングを行う側も、時たま立ち止まって何のために遣うのか、何を期待し、されているのか、自分達の価値などを見つめなおすことも必要だと思います。

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