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絶好調の時の死角

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企業のプロファイリングのお仕事をしていると、様々な雑誌や新聞記事などで、特定企業に関してのコメントを集中的に調査する機会が発生します。特に面白いことは、会社が絶好調の時には、死角や不安要素に関する記事やコメントが多く、マスコミの企業分析の際には断片的なネガティブな要素がクローズアップされることが多いと感じられます。

完璧で、将来的にも成長が間違いない会社は存在しないことは当然です。そして、さらに考えると不安要素として顕在化しているものに対しては手を打つべきですが、本当に怖いことは、環境の変化による競争力低下や、自社の中での滞留(という言い方をしますが、ようは企業文化の変質)によって自らが競争力を失うことです。

時系列で記事を検索してみると、不安要素、死角といわれている部分が顕在化して、事業が傾いているケースより、強さとしてクローズアップされている部分が急激に競争力を失ったり、マイナスに働くケースが多いことは事実です。

経営やマーケティングを行っていくうえで、今の強い部分を徹底的に分解して、その中の不安要素、差別化が不可能になる要素を洗い出すことが、絶好調のときに必要な作業ではと思います。

勝っている時ほど、優位な部分を冷静に見直す、これが企業を安定させるために必要なアクションではないでしょうか。

Comment(1)

コメント

山本祐実

>時系列で記事を検索してみると、不安要素、死角といわれている部分が顕在化して、事業が傾いているケースより、強さとしてクローズアップされている部分が急激に競争力を失ったり、マイナスに働くケースが多いことは事実です

この辺の感覚が鶴田さんらしいですね。共感します。

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