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学校説明会で未開拓の市場を垣間見る

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最近、子供の受験のために学校説明会に出席しています。資料はきれいですし、必ずと言っていいほど、各校とも自校のブラスバンド等の演奏を聞かせています。

しかし、学校説明の内容はかなりお粗末だと思います。「塾や市販の資料では実際の学校の姿は伝わっていない」とよく説明の中で触れていますが、その一方で説明内容は、学校の行事、特に力を入れている分野の成果(英語やら、数学やらですね)、それと校風の話に終始します。

説明資料も重複が多く、かつ見難いため、逆に内容の貧弱さが露呈します。話でも同じところ(強調点)を何度も説明しますので、結局のところ1時間でも情報量としてはかなり少ないと感じます。

想像するに、パンフレットは業者が入ってきちんと最低限のレベルを維持しているのだと思いますが、説明資料、プレゼンテーション、さらには学校見学は教職員で普通に計画して実施しているものだと思います。そのためか、段取りが悪いだけでなく、本当に知りたいことが何一つ触れられておらず、パンフレットの繰り返しのようになっています。

これから、少子化の時代で、情報をきちんと伝えること、そしてパンフレットだけでなく、プレゼンテーション資料などにも気配りを行うことが、少なくなる子供をきちんと自校に呼び込みために重要になると思います。弊社も少しこの領域に、力を注いでみようかと思います。

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