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送り手と受け手の同期

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ずっと以前に、ある技術系の記者の方のインタビューを受けた時の雑談で、今でも覚えていることがあります。

確かDVDのお話をしていましたが、「DVDの信号処理は、TransmitterとReceptorで一定のルール決まっていて、すべての情報をDVDの中に保有しているわけではない」という内容のお話を聞きました。要は、DVDのデコーディングのルールを理解して、内蔵しているレセプター(再生機)と、同じルールでトランスミッター(DVDメディアの製造)がDVDを製作することで、初めて再生が可能になるということです。

人のコミュニケーションも同じですが、送る側と受ける側の理解や情報発信の方法が動機していない限り、両サイドでの情報の理解は異なってしまいます。

最悪のことを考えると、やはり念には念を押して、詳細を記述し、行間やニュアンスを排除すべきだと思います。しかし、その一方で日本語ほど行間やニュアンスによって伝わる内容が異なる言語はないそうです。

送り手としては、やはり受けての状況に合わせて、詳細を説明する、または相手の理解レベルを前提に伝え方を工夫することが必要になると思います。

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