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「先のばし」とコミュニケーション

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以前に、北添さんの投稿で、メールでのコミュニケーションの方法が話題になりましたが、別の本をひっくり返して読んでいるときに、コミュニケーションではなく「先のばし」ぐせの克服方法で似たようなお話がありましたので、紹介します。

有名な斉藤茂太氏の「「先のばしぐせ」はこうして直す」という本が以前に出版されています。その中で、口頭でのコミュニケーションと文書でのコミュニケーションの話が載っています。確かに大切なことは文書で知らせる習慣のある日本では、文書による通知が重要視されますが、斉藤氏の著作の中では「大事なこと」とは「スピーディー」であることでもあるのでは、という前提で、「まず口頭で伝え」そして「文書で確認」が最適ではないかと示唆をしています。

ここではコミュニケーションそのものではなく、報告・連絡・相談が必要な状況であるほど、なかなか適時な連絡ができず先延ばしになってしまう場合のお話をされています。しかし、スピーディに伝えること、確実に伝えること、と考えると、メール社会の現在では「メールで伝えても後で確認を入れる、それも口頭または文書という別の手段で」とも読み替えることができるのではと思います。

ちなみに、私も「先のばしぐせ」がたまに出ますので、この本をたまに読み返しています。残念ながら現在この本は、絶版のようなので、類似する本としては「グズを直せば人生はうまくいく」があります。ご興味ある方は是非お読みください。

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