テレビでの言いっぱなしの怖さ
ブログやインターネットでのコミュニケーションで、匿名性の弊害としての誹謗中傷や個人攻撃が問題になります。その一方で、発現の影響力に関しても何かと話題になります。ブログ等では、”言いっぱなし”的な発言の問題は未だ目に付くような世間のミスリードは起こしていません。これが、不特定多数の平等な参画の抑止効果なのでしょうか。
一方で、マスコミ、特にテレビの、”言いっぱなし”的な発言の問題は、ここ数年悪化する一方であると思います。
本日、朝早起きをしていましたので、「みのもんたの朝ズバ」を観ていました。みのもんたは個人的には好きですが(高田純二と同じくらいですね)、ニュース(時事)的な番組でコメンテータ、またはキャスタ的な発言をしている際には、聞く側も注意が必要だと思います。個人的感情をある程度の理屈で正当化するため、何も考えずに聞いていると思わず誤った解釈を植えつけられてしまいます。
同様のことが、久米博の時代から続く「ニュースステーション」を中心にしたニュース番組でも起こっています。大衆に対して影響力のある人がコメントをすることで、意見があらぬ方向に醸成されていく傾向は日本だけでなく、海外でも同様のようですが、日本の場合には、誤りを修正する、または別の意見を比較できる環境が限られていることもあり、世論が一部の人間のコメントによって醸成されてしまう傾向があります。
何事も、鵜呑みにせず、一度否定して考えてみることを心がけて、常に世論に惑わされず、客観的に考えてみることが一番重要なことですね。
(個人的には、みのもんたの心としての意見のほうが、筑紫哲也の番組内での出演者の意見操作よりもいいかとも思います)
ブログも一緒のような状況になる可能性はあります。ここのブログでも、いろいろコメントをいただきますが、否定的なコメントも自分の考えを、再確認する上で役に立ちます。皆様ありがとうございます。