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書評「セブンイレブン覇者の奥義」

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先週の税務調査の合間を使って「セブンイレブン覇者の奥義」を読みました。

鈴木敏文氏に関連する本と共に、セブンイレブン関係、イトーヨーカドー関係の書物は、ドキュメンタリー風のものが多いですね。簡単に読めます。

強さの分析であっても、企業戦略であっても、ドキュメンタリー風なものが多いのは、セブンイレブンという企業が絶えず進化しており、過去の否定や失敗からの教訓を活かすことで発展を続けている証だと思います。そうでなければ断片的な戦略論ですむはずです。

今回も、セブンイレブンものを読んで感じたことは、「常識の否定」、「過去の失敗を教訓として活かす」、「強烈な危機意識」という3つが、これまでにない事業モデルを成功に導く共通項だということです。この3つを常に意識して発展し続けている企業としては、”トヨタ自動車”と”楽天”です。また、危機を迎えて共通項を備えた会社が”松下”と”日産”ではないでしょうか。

特に「常識の否定」と「失敗を活かす」という点は、誰でもどこでも言っている話なのですが、実際にこの2つを実行するためには、「強烈な危機意識」が必要なのだと感じます。成長していても、大きくなっていても、常にもつ危機意識が企業のバイタリティの根源だと思います。

もっともライブドアのように、危機意識の捕らえ方を、間違った方向にしないことは必要ですが…

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