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ベンチャー企業の成長について、現場で思うこと

ネットユーザの影響力

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ネットユーザはフツーの人。きちんと対応することが、最善の炎上・祭り対策のようです。

【毎日新聞“変態”報道問題】おわびは「若手ねら~社員」に任せろ

「炎上」の場合は、自社運営サイトが荒れる格好になるので、お詫びをするとか、コメントを削除して沈黙するとか、対処策の良し悪しはあるものの何らかの決断を迫られる。ところが「祭り」の場合は自陣が直接荒れるわけではないので、感度が鈍くなってしまう。「どうせすぐ終わるだろう」とタカをくくる。毎日新聞も恐らくそう考えたのではないか。
タカをくくる姿勢を有耶無耶にしないのがメディアの役割でしょうが、逆の立場に立つと毅然とした態度を取るのは、なかなか難しいようです。
記事内容に対するクレームは以前からあったようだし、まとめサイトを案内・誘導するコピペが2ちゃんねる内で5月ごろからよく張られるようになった。こうした動きを社内で察知していた人はいたはずだ。この段階で不適切な記事であったことを率直にわびて、責任者に相応の処分を下していれば、鎮火も可能だったように思う。ところが、ここでスルーしてしまったために、ネット上の騒ぎを嗅ぎつけた「J-CASTニュース」が記事にして、それをYahoo!JAPANがトピックスで取り上げるという最強の情報波及ルートによって、“悪事”がネットユーザーに広く知られることになった。こうなってから後悔しても後の祭りだ。
紺屋の白袴ではありませんが、メディア企業ほどメディアの影響力に鈍感なのかも知れません。また、スピード感に関して旧来メディアは、ネットで広がる際のスピードが体感できていないようです。
毎日新聞は、2007年に連載した「ネット君臨」で2ちゃんねるの書き込みや炎上を取り上げては「ネットの負の側面」として批判する記事を書いてきたため、“発火点”はほかのメディアと比べても格段に低くなっていた。カンタンに火が点きやすい状態のところで事件が起きた。
他人のことをとやかく言う前に自分自身はどうなんだ、ということも背景にあったようです。
「2ちゃんねる=悪」「2ちゃんねら~=ニート、ネット右翼」といったステレオタイプな認識のまま、一個の特殊な人格と見なして対峙しようとするからおかしなことになる。彼らが怒っているとしたら、それはフツーのネットユーザーが怒っているということ。
ネットユーザを特別視することなく、一般人の意見としてフツーに対応していくことが何よりの解決策になりそうです。
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