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ユーザ主導のイノベーション

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ユーザ主導のイノベーションは、著作権問題と密接な関係があるようです。

Perfumeはニコニコを知らなかった “嫌儲”や著作権、ユーザー創作物の課題

「生産手段がユーザーに移っている」――議論の前提として新さんは、アルビン・トフラーが提唱したプロシューマー(生産消費者)を引き合いに、「ネットの高速化と高度なソフトの低価格化でCGM(Consumer Generated Media)が発展し、制作、流通、フィードバックの流れが速くなった」と話す。
プロシューマーが発展し、リードユーザ自身がイノベーションを起こしているのが昨今の状況だと思います。そういう意味で、メーカーはユーザの声を活かしていく必要に迫られています。
福原さんは「ユーザーが作ったコンテンツが今後、お金になりだすと面白いことになるだろう」と見通す。
嫌儲から抜け出しお金になっていけば、産業としてのスタートが切れると思います。
福原さんは経験則として、表現する人とそれを見る人の割合は1:9だと話す。「表現のためのツールが出てきても、その割合が劇的に変わることはなかった」 ただ、誰でも作り手として参加できるメディアが増え、作り手が増えていく可能性は高い。
生産者と消費者が融合したように、表現者と鑑賞者も融合が進むのかも知れません。そういう意味で、参加型メディアが盛んになっていくのかどうかは、今後大きな注目点になります。
才能のある人の数が莫大に増えたわけではないが、ネットを通じて発見しやすくなった。かつてはいろんな人に話を聞いたり、権威のある人に紹介してもらていたが、今はネットで見られる
才能のある人の絶対数は変わらなくても、多くの人に認知されるチャンスは大きくなっています。作りたいものを作るモチベーションは、より多くの人とコミュニケーションできる期待感で高められるものだと思います。
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